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【クラス】アサシン 【名前】罪人のアサシン 【性別】女性 【容姿】簡素なワンピースに身を包んだ黒髪ロングヘアの女性。顔の左半分を覆う、傷痕のような形状のタトゥーが目を引く。彼女曰く、罪人の印だとのこと。 【英雄点】40点(ステータス:20・スキル:20):令呪2画消費 【HP】15/15 【筋力】E:1 【耐久】C:3 【敏捷】A:5 【魔力】E:1 【幸運】EX:8(10) 【パッシブスキル】一撃必殺 【スキル1】気配遮断:A 10点:先手判定時、補正値5を得る。交戦フェイズ中に相手前衛に対し、奇襲攻撃を行える。 【スキル2】道具作成(毒):A+++ 5点: 奇襲攻撃時、補正値5を得る。相手魔人の攻撃対象変更を無効にする。 【スキル3】皇帝特権(偽):EX 5点:戦闘続行(HPが0になった時、1度だけHP1で耐える) 【その他】秩序・悪 人属性 【宝具】『その太陽が陰るまで(ヒストリア・ミストルトゥ)』 1/1 【ランク・種別】A++:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 【効果】このキャラクターが同盟を結んだ時に宣言し発動する。同盟したキャラクターが持つ英雄点増加を除く魔人保有スキル一つを選び、スキル枠を無視して習得する。ただし、すでにこのキャラクターが持つスキルと同効果の物は選択できない。この効果は永続するが、何らかの要因(同盟者の脱落、裏切り等)により同盟が解除された場合、即座に効果は解除され、さらにこのキャラクターは15点のダメージを受ける。 【宝具】『世に毒草の種は尽きまじ(ロクスタ・エグゼキューテッド)』1/1 【ランク・種別】A+++:対群宝具 レンジ:1~100 最大補足:999人 【効果】自身からの裏切りでない要因で『その太陽が陰るまで』の効果が解除されて以降、使用可能。魂喰いが行えるエリアでのみ使用可能。 相手前衛全てに攻撃できる。奇襲攻撃時、補正値5を得る。スキルと陣地による奇襲防御補正を貫通する。さらに、魂喰いを行う(この宝具の回数回復も可能)。 【真名】ロクスタ 【真名解説】ロクスタは古代ローマ時代の悪名高い女毒殺者である。 皇帝クラウディウス、さらにはブリタニクスをその毒によって排除した彼女は、その後有罪判決を受けながら皇帝ネロの庇護によって生き残ったとされる。 比較的記録の多い時代を生きた彼女だが、その生涯は多くの謎に包まれている。 【宝具解説】 『その太陽が陰るまで(ヒストリア・ミストルトゥ)』 【ランク・種別】A++:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 自身を庇護する宝具。強き力を持つものの力を借りる事により自身の力を増すが、それは庇護が途切れた際の脆弱さと紙一重である。生前、彼女が皇帝の庇護によって生き残ったことを具現化した宝具。 寄らば太陽の陰。 『世に毒草の種は尽きまじ(ロクスタ・エグゼキューテッド)』 【ランク・種別】A+++:対群宝具 レンジ:1~100 最大補足:999人 【効果】虐殺宝具。毒による無差別殺戮を行う。民草を巻き込むをいとわない、を通り越し、『民草を巻き込まなければ発動できない』悪性の宝具。 無論、彼女の時代には人の扱える毒ガスなど夢のまた夢であることは言うまでもなく、彼女自身というよりも、毒という存在が引き起こした市民の狂想、妄想の持つ宝具という色彩が強い。 宝具名は言うまでもなく、有名な泥棒の台詞の盗作。
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夕暮れの町並みを、女子高生の集団が楽しそうに雑談しながら歩いて行く。 彼女達の何人かは、楽器ケースを背負っていた。おそらく、同じ部活動の仲間なのだろう。 やがてその中の一人が、集団から離れる。 残りの面々に軽く頭を下げると、彼女は横断歩道を渡っていった。 中野梓は、上機嫌だった。 (まだまだ緩い雰囲気とはいえ、最近は先輩たちもしっかり練習やってくれることが多くなってきたし……。 ずっとこの調子でいけたらいいなあ。うん、明日もがんばろう! ……あれ?) 彼女の脳内には、明るい感情だけが満ちていた。だがそこへ、ふいに影が差し込む。 (先輩たちって、もう卒業したはずじゃ……。この春から私は、3年生で……。 なんで私、まだ2年生なの? まさか時間が巻戻って……。 いやいや、そんな漫画みたいなこと、あるわけが……。 あれ、ちょっと待って。学校からの帰り道って、こんな景色だったっけ? おかしい、いろいろおかしいよ……うっ……うあああ……!) ふいに、強い頭痛が梓を襲う。たまらず、彼女はその場に倒れ込んだ。 今まであった記憶とわき上がってきた記憶が混濁し、荒れ狂う奔流となって梓をさいなむ。 苦しむ梓は、自分の右手に奇妙な文様が浮かび上がっていることにも気づかなかった。 (誰か……助け……) 涙を浮かべながら、救いの手を求めて梓は地面を這う。 その視界に、突如人影らしきものが飛び込んできた。 助けが来たと判断し、かすかに喜びの表情を浮かべて梓は顔を上げる。 だが、その表情はすぐに凍りついた。 そこにいたのは、人間ではなかった。 全身は黒く、背中にはこうもりのような翼。頭からは鋭く尖った角が生えている。 いかにも「悪魔」といった風貌の怪物が、そこに立っていた。 「敵対マスターを発見。殺害する」 機械的に呟くと、怪物は長い爪の生えた右手を梓に伸ばす。 この怪物が何者かはわからないが、自分を殺そうとしている。梓はそう理解した。 逃げなければならない。だが迫る死を前にして体はすくみ、身動き一つ取れない。 呼吸ですら止まってしまっているように感じる。 (いやだ! いやだよ! 死にたくない! 誰でもいいから、助けて!!) ただただ生き残ることだけを望み、梓は心中で叫ぶ。 その思いは天に、あるいは地獄の底に届いた。 次の瞬間、怪物の頭部は打撃音と共にはじけ飛んだ。 残された首から下の肉体は血を吹き上げながらアスファルトに倒れ込み、やがて光となって消える。 その後ろから姿を現したのは、バールのようなものを手にした銀髪の美少女だった。 「いつもニコニコ、マスターの隣に這いよる混沌! ニャルラトホテプです!」 元気よく名乗りを上げる少女。だが、それを聞いているものはこの場にいない。 梓は眼前で繰り広げられたスプラッタシーンに耐えきれず、気絶してしまったのだから。 「ありゃ……。ちょっとやりすぎましたかね?」 ◆ ◆ ◆ 次に梓が目を覚ましたのは、自室のベッドの中だった。 「あれ、ここは……?」 「あ、目が覚めましたか、マスター? 誰もいらっしゃらなかったので、失礼とは思いましたがマスターの持っていた鍵を拝借して家に入らせていただきました。 ご両親は共働きのようですね」 ベッドの横にいたのは、銀髪の少女。目を覚ましたばかりの梓に、彼女は明るいトーンで話しかける。 「あなたは……? それにマスターっていったい……」 「はい、それでは説明いたしましょう!」 待ってましたとばかりに、少女は説明を始める。 ここは梓が本来いるべき世界ではなく、聖杯戦争という殺し合いの舞台であること。 梓はその参加者として連れて来られたこと。 そして自分が、梓のパートナーとして召喚されたアサシンのサーヴァントであること。 「じゃああの悪魔みたいなのも、サーヴァントだったんですか?」 「いやあ、それにしては英霊が持っているであろう風格とかそういうものがありませんでした。 おそらくは、キャスターあたりが放った使い魔でしょう。 まったく、男なら拳一つで勝負せんかい、って話ですよ」 「はあ……」 梓は困惑する。うっすらとしか覚えていないが、アサシンは先ほど凶器を使っていなかったか。 自分は女だからいいという理屈か。それならそのキャスターとやらも女の可能性があるのではないか。 そこまで考えて、梓は「たぶん適当に言ってるだけなんだろうなあ」と思い直す。 「それで、マスター」 「あ、はい。なんでしょう」 「マスターには、聖杯に叶えてもらいたい願いはありますか?」 そう言われて、梓は考える。 願いがないといえば、嘘になる。 もっともっと、先輩たちとバンドを組んでいたかった。 だがそれは、単なる個人的なわがままだ。 そんな願いのために他者に迷惑をかけるわけにはいかないし、殺すなどもってのほかだ。 「いえ、特には……。元の世界にさえ帰れれば、それ以上は望みません」 「そうですか、それを聞いて安心しました」 「安心……?」 アサシンの言葉に、梓は首をかしげる。 先ほどの説明を聞く限り、マスターのモチベーションは高い方がサーヴァントにもありがたいはず。 それがなぜ、願いがないと聞いて安心するのか。 「実は今回の聖杯戦争、どうにもきな臭いんですよねえ。 普通の聖杯戦争ってのは毎回一人か二人は巻き込まれ枠がいますが、基本的には本人の意思で参加するものなんです。 マスターのように、強制的に連れて来られて参加させられるなんてあり得ないはずなんですよ。 ですから私は、この怪しい聖杯戦争をぶち壊してやろうと思って召喚に応じたんです」 「はあ……」 全てを一度に理解できたわけではないが、梓にはある程度アサシンの言いたいことが理解できた。 彼女は聖杯戦争の参加者ではあるが、真っ当に勝ち抜くつもりはないのだ。 だからマスターである自分が聖杯を望まないと聞いて、安心したということなのだろう。 「まあそういうわけですので、短い付き合いになるでしょうがよろしくお願いしますね、マスター」 「は、はい」 「心配せずとも、マスターの身の安全は私が全力で守りますので! 望まず戦いに巻き込まれた少女の護衛なんて、ラノベみたいで燃えますねえ! ああ、私はどこぞの脳みそ固形燃料女と違って同性愛者の気はありませんので、ご心配なく。 まあマスターは物語の主人公を張れるぐらいの美少女だとは思いますけどね。 あなたを失うとなればその世界にとって莫大な損失ですから、きっちり無傷でお返ししないと! 『MOE』は宇宙の合い言葉ですよ!」 「…………」 アサシンのマシンガントークを前にして、梓は沈黙する他なかった。 (この人……先輩たちとは別の意味で付き合うのが大変かも……) 【クラス】アサシン 【真名】ニャル子 【出典】這いよれ!ニャル子さん 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:B 宝具:A 【クラススキル】 ご都合主義な結界:A 「気配遮断」の代用スキル。 このスキルが発動している間、マスター以外の存在はアサシンを無力なNPCとしてしか認識できない。 戦闘が開始されると、このスキルは強制的に解除される。 【保有スキル】 邪神型宇宙人:A 「クトゥルー神話」という形で地球にその存在が伝えられた宇宙人の一族。 本質は神でなくとも、神という認識で見られるようになった存在。 対峙した相手にクトゥルー神話の知識があった時のみ、このスキルは同ランクの「神性」に変化する。 這いよる混沌:A 数多の姿を持つ存在。 上記の値を上限とし、自らのステータスを自在に変化させることができる。 アサシンは普段、一般人であるマスターに合わせステータスを下げることで魔力消費を抑えている。 クロックアップ:A 超高速移動能力。そのスピードは、英霊と言えども付いていくのは難しい。 生前はノーリスクでホイホイ使えたが、サーヴァントである現状では魔力消費が激しいため多用は厳しい。 サブカル知識:D+ 微妙に第4の壁を認識していることも手伝い、莫大なオタク知識がスキルとして昇華されたもの。 縁もゆかりもない英霊であっても創作物の登場人物として知っている可能性があり、低確率で真名を見破れる。 相手が「ヒーロー」であれば、その確率は上昇する。 加虐体質:B 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。 攻めれば攻めるほど強くなるが、反面防御力が低下し、無意識のうちに逃走率も下がってしまう。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。 視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『シャンタッくん』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― ニャル子の眷属である、馬の頭・こうもりの羽・鳥の足を持つ怪生物。 普段は愛玩動物レベルの大きさだが、真の姿に戻れば全長数メートルの巨体となる。 戦闘力はあまり高くないが、乗り物としては優秀。 ニャル子は「騎乗」のスキルを持たないが、シャンタッくんに関しては自在に乗りこなすことができる。 『燃える三眼(フルフォースフォーム)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人(自身) ニャルラトホテプ星人の最強形態。 おのれが「最強」と感じる姿に変身することによりテンションを上げ、最大限におのれの力を引き出す。 ニャル子の場合は、特撮ヒーローのような黒い鎧を纏った姿となる。 変身中は筋力、耐久、敏捷がそれぞれ1ランク上昇する。 【weapon】 ○名状しがたいバールのようなもの 邪神界隈ではメジャーな鈍器。 ニャル子のものはノーマルタイプで、特殊能力は無い。 ○冒涜的な手榴弾 ほぼ普通の手榴弾。 【人物背景】 クトゥルー神話における、ニャルラトホテプのモデルとなった宇宙人と同種族の一個体。 惑星保護機構のエージェントであり、地球人の少年・八坂真尋を守るため地球を訪れる。 その後も理由をつけて地球に居座り、様々な事件を解決した。 可憐な見た目とは裏腹に、性格は卑劣で好戦的。 また、地球の娯楽文化をこよなく愛するオタクでもある。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争を破綻させる。手段は問わない。 【基本戦術、方針、運用法】 アサシンでありながら高いステータスと豊富なスキルを持ち、三騎士とも正面から渡り合える。 ただしそれは、あくまで全力を出した場合のこと。 一般人であるマスターの負担を考えれば、できればアサシンの基本である奇襲で余計な力を使わずに勝ちたい。 幸い不意打ち上等な性格なので、奇襲戦法も喜々としてこなしてくれるだろう。 【マスター】中野梓 【出典】けいおん! 【マスターとしての願い】 元の世界に帰る。 【weapon】 なし 【能力・技能】 アマチュアとしては充分にハイレベルなギター演奏。 【人物背景】 桜ヶ丘高校軽音楽部部員。担当楽器はギター。 入学直後の新歓で聞いた先輩たちの演奏に胸を打たれ、入部を決意する。 真面目な性格であるため当初は部の緩すぎる雰囲気に困惑していたが、徐々に適応していく。 今回は先輩たちの卒業後から参加させられている。 【方針】 生存優先。 候補作投下順 Back 海東大樹&バーサーカー Next 一ノ瀬晴&デストロイヤー
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書店 書店ではアサシンの本部で閲覧できる書物を購入できます。また、街の宝箱の地図を購入できます。 書物 書名 著者 価格 オデュッセイア ホメロス 201A アエアネス ウェルギリウス 242A ムアッラカート 著者不明 334A 地理学 プトレマイオス 483A ブリタニア列王記 ジェフリー・オブ・マンモス 529A ヘイムスクリングラ スノリ・ストゥルルソン 1840A 予言の書 クリストファー・コロンブス 3220A 黄金のロバ アプレイウス 3588A 対比列伝 プルタルコス 9085A 変身物語 オウィディウス 9315A 大著作 ロジャー・ベーコン 9775A 元朝秘史 著者不明 24725A アレクサンドロス東征記 フィラウィオス・アリアノス 27600A 史記 司馬遷 44505A 図書総覧 97750A 年代記 76475A トリアント・ロ・ブランチ 86250A ディゲニス・アクタリス 59800A 宝の地図 価格 購入可能時期 備考 帝国直轄地区の宝の地図1 949A Sequence3 帝国直轄地区の宝の地図2 1380A Sequence3 ガラータ地区の宝の地図1 828A Sequence2 ガラータ地区の宝の地図2 1323A Sequence2 バヤズィト地区の宝の地図1 874A Sequence3 バヤズィト地区の宝の地図2 1495A Sequence3 コンスタンティヌス地区の宝の地図1 897A Sequence3 コンスタンティヌス地区の宝の地図2 1633A Sequence3 武器庫地区の宝の地図 1415A Sequence3
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(聖杯戦争…) 巻菜が記憶を取り戻した刹那、左手に痛みが走る。 記憶を取り戻す直前、巻菜は某ファストフード店に簡単な昼食を摂るために入っていた。 幼い頃に幽霊を見て、"悪魔憑き"として扱われた自分だが、こんな出鱈目な現象に巻き込まれるとは夢にも思わなかった。 陣取った2階の一角から改めて街並みを眺めてみるが、支倉市のそれとはやはり雰囲気が違う。 仮想空間らしいが腰かけた椅子の感触も、口に運んだバーガーの味も現実味に溢れていた。これらが全てデータの集合とは恐れ入る。 巻菜はそこまで考えて、ふと寄る辺ない気持ちになった。 居心地の悪さが瞬く間に存在感を増していき、店内に屯する客や店員から後ろ指を差されている様な錯覚に陥る。 巻菜は弾かれたように立ち上がると、所持品を収めたデイパックだけは忘れず持ってトイレを目指した。 ―まずい!まずい! 記憶を取り戻した拍子に仮面が外れてしまっている。早く顔を着け直さなければ。 「私」が私のままだと破滅してしまう。 トイレに急いで向かう途中、こちらに歩いてきた男性客に危うくぶつかりそうになった。 「ッ!?あっぶねぇな…!」 「あぁっ!?」と男は叫ぶと巻菜をキッと睨みつけた。まもなく遠ざかる巻菜から視線を外し、ぶつぶつと何事か小声で呟きながら客席に歩いて行く。 床を踏みしめる足音には走り去った女性客への怒りが籠っていたが、追いかける気はないらしい。 男の罵声を受けた巻菜の胸中に重苦しい物が広がる。鼻に辛いようなツンとした感覚が立ち昇り、視界が潤んだ。 やはり「久織巻菜」のままでは駄目だ。この程度の距離を移動することすら上手く出来ない。 トイレに辿り着くと巻菜は音を立てて扉を開け、中に入り込んだ。 鍵をかけた女性用トイレの個室内で身を屈めると、「久織巻菜」から蓄積しておいた"顔"に切り替える。 支倉で"悪魔憑き"の能力を磨いていたのが幸いした。ふぅ、と一息ついた巻菜の脳裏に、張りのある男の声が響く。 ≪記憶を取り戻したようだな、小娘≫ (誰…?) 怪訝に思った巻菜だったが、記憶を手繰るうちに答えにぶつかった。 ――サーヴァント 自分がまきこまれた聖杯戦争において、手を組む相手。 巻菜から魔力を吸い上げる事で敵と戦い、左手に宿った「令呪」によって、3回だけどんな命令でも実行させられる存在。 戦力の確認はしておきたいが、ここで実体化させるのは不味い。 万が一敵マスターが近くにいたら狙い撃ちにされるかもしれないし、何より男性らしいサーヴァントと個室で二人きりになるのは遠慮したかった。 巻菜はサーヴァントに霊体化したままついてくるよう促すと、トイレから退出。 荷物を背負い直すと先刻まで座っていた席に向かい、テーブルに鎮座する食べかけのハンバーガーセットを素早く処理して店を出た。 繁華街から河川敷に場所を移し、巻菜は川を横切る架橋下に身を隠す。 それなりに時間が経過し、日が少し傾いている。周囲に人気が無いことを確認すると、巻菜は従者に実体化するよう念話を飛ばす。 間も無くするとサーヴァントの姿が露わになった。 座り込んだ巻菜の隣に現れたのは、青とグレーの迷彩柄の戦闘服に身を包んだ大男。 さらに晒した顔や両腕にペイントが塗られている。薄い色の肌を青いラインが幾つも横切っている様は人型の虎のようだ。 「えーっと、アサシン?…でいいですか?」 一つ頷き、青の偉丈夫はつまらなそうに巻菜を見下ろす。 厳つい顔は人形のように左右対称であり、短く刈った髪は青く、瞳も同様だった。 「真名はテレンス・E・ベックという。覚えておけ」 堂々とした名乗りを受けた巻菜も頷き返す。 ただし、彼のような男には「まだ」化ける事は出来ないので、頭の片隅に留めておくだけにしておいた。 巻菜は腕を組んで立つアサシンに目を注ぐ。 「なんだ?」 男の険しい目つきに怪訝の色が浮かぶ。 「青いペイントは珍しいなぁ…と思って。軍人さんですよね?」 巻菜はにっこりと微笑んで、アサシンに問いかける。 着用しているベストにはポーチがいくつも取り付けられ、ボディスーツも色は派手だが巻菜が見る限りでは丈夫な生地で作られているらしいのが見て取れた。 そしてアサシンは腕を組んだまま、機械のように巻菜の一挙手一投足を観察している。警戒心が眼の中にありありと浮かんでおり、不審な動きを見せれば即座に対応するつもりだろう。 それらの要素から推察した巻菜だったが確証は得ておらず、あくまで見たままの印象を口にしただけに過ぎない。 「…これは迷彩ではない。トライブカラーのマーキングだ」 厳つい顔のまま、アサシンは返す。言い終わったアサシンは極僅かに目を見開いた。 「トライブ?」 巻菜は首を傾げた。知っている限りなら、部族…一族といった意味のはずだ。 カラーギャングやスポーツチームなど、ある種の集団がグループの個性を表現する色を身につける事は珍しくない。 トライブを集団を指す単語と仮定すると、アサシンが一集団に属していた事が推測できる。 彼の堂々とした立ち姿は暗殺者として闇に紛れるより、部下に指示を飛ばしている方が似つかわしい。 生前は一集団のリーダーか、それに近い立場だったのかもしれない――巻菜は見当をつけた。 「暇が出来たら話してやる」 「そうですか…まぁ、今後の事について話すのは、もう少し落ち着いてからでいいと思いますし……まずは泊まれる場所を探しましょう」 巻菜は大儀そうに立ち上がると先程まで抱えていたデイパックを背負い、アサシンを見上げた。 「いいだろう」 アサシンはデイパックにちらと視線を向けると、巻菜に背を向けて実体化を解き始める。 彼は霊体化が完了するまでの短い時間、頭上に差し渡された橋によって小さくなった青い空をしみじみと見上げていた。 アサシンの霊体化を見届けた巻菜は架橋の陰から日光の下に歩み出る。周囲には依然として人影はない。 二日三日はホテル泊で問題あるまい。その間に旅行者の様な顔で街を探索して、適当な"誰か"か"何処か"を見つければいい。 決まった役割を割り当てられていないので時間だけは十分ある。 思案しながら歩を進める巻菜の一日は、頭上を流れる雲のように緩やかに過ぎていった。 【クラス】アサシン 【真名】バロン・オメガ(テレンス・E・ベック) 【出典作品】DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー 【性別】男 【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具A ラーヴァナ(紫) 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具A ラーヴァナ(白) 筋力B 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具A 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 後述の宝具を展開することで、この欠点を解消できる。 【保有スキル】 カリスマ:D 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 魔術:-(A) 通常は使用できない。 宝具を発動することで魔術を行使できる様になる。アサシンは強烈な攻撃魔法を一工程で発動させる。 喰奴:A 「悪魔化ウィルス」を照射された事でアートマが発現した者のこと。身体の何処かにアザが刻まれるのが特徴。 魂喰いを含む捕食行為によって、魔力を回復することができる。 保有者に高い身体能力を保証するが、覚醒中は常に飢餓感に苛まれるデメリットがある。 飢餓感は魔力を消耗するほど強くなっていき、NPCやサーヴァントを喰らって消耗を補わない場合、肥大化した飢餓感によって同ランクの狂化に匹敵する精神の変質を一時的に起こす。 暴走したアサシンは飢えを満たそうと敵味方問わず襲い掛かる。満足した時点で暴走は解除される。 【宝具】 『煉獄に吹け、烈の如く(タービュランス)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 左肩に刻まれた印に意識を集中させる事で"ラーヴァナ"に変身する。 ステータスを専用のものに修正、魔術スキルを解禁する。発動にかかる魔力は少ないが、ステータスの向上や魔術スキルの使用が可能になった事で飢餓感が増大しやすくなっている。 くわえてラーヴァナは自分の姿を完全に消す能力を持っている。この透明化は人間態でも行う事が出来る。 透明化しているアサシンはBランク以上の千里眼や気配感知といった知覚系スキルを持っていない限り、捕捉することは出来ない。 また姿を消している最中にダメージを負った場合、透明化の解除などペナルティが課せられる。 平時は紫色の体表と6本の手足を持つ異形だが、腰に展開した外皮を着込むことで2腕2足の白い巨人に変形する。 この形態になると透明化が使用できなくなる代わりに、敵を暴走させる波動を照射できるほか、吹き荒ぶ暴風を発生させて周囲を薙ぎ払う事が可能になる。 【weapon】 無銘:ハンドガン 【人物背景】 「アスラプロジェクト」を推進した軍属の男性。 神から情報を引き出すテクノシャーマンの力に感嘆した彼は、兵士を強化する戦闘用AI「アスラAI」を作り出そうと試みる。 しかしプロジェクトの最中にテクノシャーマンの主治医であるサーフ・シェフィールドの暴挙が原因で神が狂ってしまう。 偶然、その現場に立ち会ってしまった彼は悪魔に変化したサーフに喰い散らかされて死亡。 その情報(魂)は神の元に帰ることなくジャンクヤードに流れ着き、彼はアスラAI「バロン・オメガ」として第二の生を得た。 トライブ"ブルーティッシュ"のリーダーとして戦いの日々を送っていたが、ジャンクヤード中に降り注いだ謎の光に貫かれてアートマを獲得する。 そして、自分を食い殺した男と瓜二つのアスラAI「サーフ」と対面した瞬間、前世を思い出した。 ジャンクヤードにて死亡した直後から参戦。 【聖杯にかける願い】 AI"バロン"ではなく人間"ベック"として受肉した後、地上に帰る。 【マスター名】久織巻菜(ひさおり まきな) 【出典】DDD 【性別】女 【Weapon】 なし。 数十万円の現金、保険証・印鑑など個人証明、数着の着替え、転出届などをデイパックに詰めて所持。 【能力・技能】 「A異常症」 特殊な精神病。正確にはアゴニスト異常症という。通称"悪魔憑き"。 軽度の場合は感情がコントロールできなくなり、重度になるとトラウマを克服する身体機能「新部」が形成される。 患者は常人には持ち得ない能力を発揮できるようになるが、その分通常組織に負荷を掛けてしまう。 巻菜は顔の皮膚・筋繊維が変質しており、表情を自由に作る事が出来る。 入院時より成長したことで女性限定なら3人まで"顔"の切り替えを蓄積でき、体型を変える事すら可能になった。 ただし、依存性の強さと主体性の薄さから他人の真似をしないと生きていけない為、常に"誰か"を装う生活を続けなければならない。 「人間観察」 ずば抜けた解析力と学習力。 対象となる他人をじっくりと観察し、生活習慣、成績、趣味嗜好、口調、運動レベル、雰囲気を模倣することで対象に成り切る。 【ロール】 市外から流れ着いた失踪人。 【備考】 巻菜は会場内に拠点を持っていません。 住居を持つ場合は然るべき手続きを踏むか、他人のパーソナリティを奪わなければなりません。 以降、他人と接触する際はよほどの事情が無い限り、別の名前を名乗ります。 【人物背景】 オリガ記念病院の元患者。 神童と讃えられたほどの天才児だが癇癪持ちであり、物の加減を知らない。一度やると決めたら納得いくまで続ける。 際限なく教材を買い集め、覚えたら燃やして処分するという学習法を続けた結果、家計を圧迫。 ある日、家族と何気ないやり取りをきっかけに自分が疎まれていることに気付く。 家族との仲を修復することは結局叶わず、彼女は間も無くパーソナリティを喪失。自発的に何かをする事が出来なくなった。 母の何気ない一言で弟・伸也の「全て」を真似て、伸也の立ち位置を乗っ取った巻菜は巧妙に計算した上で、伸也を使って両親を殺害。 仕上げに自分も身を投げる事で弟に罪を擦り付けたが、A異常症の診断を受けてオリガに収容された。 【聖杯にかける願い】 永遠に使える「顔」を手に入れる。
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出展元:DARKER THAN BLACK(黒 ヘイ)、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(新垣あやせ) スレ内での呼称:黒、黒さん、あやせ、モードレッド 真名候補 備考 登場回 登場回(回想) AAまたは、声のみ DATA更新 [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] _,. <⌒Y⌒ア⌒\_ /⌒. . \ |. ./ . .\ ` . -(. . _. . -‐━=‐个 . \ / . . '" . . . . . . . . . . . 八 . .゙ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ . . .\/. / /. ./. . . . /. . . . . . . . . |\ . . .\ . . | . / /. ./. . . . /. . . . . . /l. .| \ . . l . | □CLAS:アサシン / .. /. ./. . . . /. . . . . . /^|. .厶 ´l. . ハ . | { ..′゙. . . . /. . . . ./ |゙ x≠ミ.〉| ├─□真名:モードレッド /^ヽ|. /. . . 斗‐ / 〃 __) ハ[ |. / '" 八|. . . . . .|/ミ 弋 リ^| /. ├─□性別:女 / .| . . . . . |爪_)ハ ノ ./. / 八. . . . . . ヘ弋リ /] .′ └─□属性:混沌・中庸. / 个ミ . . . 、 """ 7v゙. / ∧ | . . |"" // . ゙ _ '" V| . . ト、 r‐ , / □ステータス / /'´ 八 . . | 〕ト. ` ´ .゙_,. .,_ '" 爪 . ゙ V. | | |. .|)>.. _,. イ|⌒ `` └─筋力 ■■■□□ C人_,. _,.价ト .,_ / v| | |. .|\ . . . . . ] 八 耐久 ■■■■□ B \ニ=- -‐=ァフノ ⌒/ | | |. .| )>'"リ / ハ .敏捷 ■■■■□ B \ /'" / . ∧.从 |/ . /'" "/ / ノ . 魔力 ■■■■□ B .. \ .゙ . / ∧ /\. / . ゙. | . 幸運 ■■□□□ D ` | . ゙ /^∧{ / / |/ | . 宝具 ■■■■■ A. \ 、| . |. | . . 〉 . { '" '"j^ | . ` 、 `| . |. | . . ./ . 八/ / . l | . \ ノ . }. レ'´ { / . l | .. / // ノー " .. i | [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] , ´  ̄ `丶、 / . . . . . . . . . . . . . . .ヽ /. . . . . . . . . . . . . . . . . .、丶 i! . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヾ、 } . . . . . . . . .. . . . ト} □クラススキル ''!_,..-‐" ̄ `‐- ._ } ,/ ; ; ; ; ; ;_,.... 、 _ ; ; ; ;`i └─ □気配遮断: - (B-) ..ヽ_ ,.. -‐ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ‐-コl..,_ サーヴァントとしての気配を絶つ。 _..ィ^ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ! ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;`丶._ 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 _,.-´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;| ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;` j 攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 i"; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /} |ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / ; ! ただし、宝具発動時のみ恩恵を預かれる。 { ; ;丶; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.,. ; ; ; { .! ; ; ; ; i; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ;;i;;; ; ; ; ;! } ; ;;;;;;i; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ;;i;;;;;;;;;; ; ! .{; ; ;;;;;;;! ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ;!;;;;;;;;;; ;;| .! ; ;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;; ; ;! | ; ; ;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;; ; ;|[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] i / / / --| | ,,_ | ! / / / .| /|| ゙ミ _、 | | / { / ノ / .|| ミ| □固有スキル | =‐-_ ! { / / || .....,, | | / ゝ !≡==/ /二_.|| ` | { / ヘ i / , / ||゙ < 、 | ├─ □魔力放出:C (B) \ / ヘ/ ; / ||丿 `ヽ | 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、 \ \ , {. `ー‐‐|| ` | 瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。 \ ≧, |. ___||___ ノノノ | ゝ 、 __ i |  ̄ ̄ ||≡三彡´ | 現在はクラス補正により劣化している。 `> . .||,,,.,.;;; ,'| ヽ > .゜ ,' | ヽ `ー―――===二 ├─ □直感:B ヽ 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 ヽ 敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。 ヽ ;l __ _ / ヽ __ \ l / \ \/ `  ̄ l } _ . -´ l / \ \ , -‐´{ ___ .. l / \ \ ,.. ´ ヽ ... l / \ ヽ _ . - ‐ ´ \ l./ ヽ }/ 入 ` 、 l ', | .. / ', ... , ≧ - ‐ / }| . // / ,', .. く ├─ □単独行動:D+ / / 人' / / , イ´ ', | 魔力供給を断っても自立できる能力。 / / ≠ミ `// ヽ ´ , - ', } ランクDならば、半日間は現界可能。 / / / ん`、 \- =≡ミ l / / ', {〈 い ・ i ん⌒ヽヽ', l / / ヽ.ヘ-', キヽ 弋 c′ い ・ ) ', i { / } 、 キ . , ゝ oイ / } l ├─ □不義の胤 . / ',ヾ ∧ / l 認められない流転の運命。 / ', l 人 , 、_, 、 / l 王に対するボーナスが常に発生する。 / } l l\ l ヽ ムイ /} ただし、この効果は真名の発覚により / l l i > ゝ / , イ / l 効果が消失する。 /\ / l i ` 、 ̄ < l / .l / \ / ト i ', .l´ / l / l / \ / ヾ ', / l / _ { / \ ヽ _ ', / ! / / ヽ [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] / / / . / | / / ;.イ ;ヘ / | / / / / / ヾ / | / / / /イ .ハ | | ├─ □反骨の相:C++ ,.イ ||' ,ィ≦_\ ,.イ__ヽ | | 権威に囚われない、反逆の性質。 ./ | ,ィヘ|i f〃イ心` イ 心ヽ}リ /} リ 同ランクの「カリスマ」を無効化する。 ./ l { i|i 八 乂 ツ 乂 ツ 〃 / 〃 ,. | 八 ll ヾ , / イ {/ 相手が王に連なる場合はボーナスが発生し、 ./ | /⌒≧l / {\ J ,イ /=ミハ Aランク以下のカリスマを無効化する。 , l‘ ヽV ト、. -ー- イ / / ∨ | ハ ヾ | > ィ≦∨ / / ‘ \ |l | | Ⅵ \ ¨/ / }/ / / |} ハ .八 | | | | ヾr‐.≧ー イrf´./イ ./ | i! / ├─ □カリスマ:E ./ \ l | | | ∨ Y⌒Y´ ./ / i! ハ/ 軍団を指揮する天性の才能。 / ヾ ハ.ノ | | ト、≧=r-=≦.イ|__rイ⌒ヽノ、__j 統率力こそ上がり、兵の士気は極度に上昇する。 / /| }∨ ,ィ'ヾ ̄ ̄` ̄ー|.  ̄ヾ/ i| / ,.イ , / i! | / |(⌒ ∧. V ./ | i| ./≦ ! しかし、発狂に近い狂乱であり、指揮系統は崩壊する。 | { | ト、 i! ≧=-- ‘, ∨ }} リ ., | 他者を動乱して煽動する反乱のカリスマ。 | | | |ハ ト、 |´ ‘, . / / , /} | /[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] □宝具 ├─ 『正当なる王権主張(クラレント)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: - イギリス王権の正当なる王位継承権を示す剣。 儀礼剣にして、銀を放ち、持ち主の功績に反映して光輝く。 しかし、正当なる王位ではないアサシンが所有者である為に真っ黒に染まっている。 アサシンが主張する王権の正当なる後継者の宣言そのものであり、 この剣を所有する限り、アサシンは自らを洗脳して、 「正当なる王位の後継者」として認識し続ける。 Bランク以下の精神無効化して、Aランク以上を軽減する。 円卓の騎士に属する物に対してST判定を3倍にする。 -──……‐ .. . . . . . . . . . . . . . . . `丶、 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ _ / / / \ . . . // | . / . . . . /. . /⌒. . . ヘ . . . . . . . |. / / | i . . |. . ⌒ / ./ \. \| . . . . . . . | / / | | | . |. . /// ァテ=ミ. . | . . |. . . . .. _人_ ノ | | | . イァテく | | Ⅵ . . . |. . . . . .| ´Y { | |人 . ハ{ | | L ノ ノ ./. |f⌒Y. . .| | } | \ | L.ノ /. . . . .|「) リ . .| | { | _ | | ′ //|. . |「 /. . . .| | } |´} |八 |. . .厂 . . . . .| | { | | . . ... マ_ フ |. . . . . . . . .| |_]__|│ | . . . \ -=7. /| . . . . . . .|. /| i │{ | . .| . . . . . ー七i| / / _| . . . . . . .| _/^'と⌒い | . 八 . . . ___ノ」 _. /´ \. . . . . .| { \_)〉 ヽ`、 ∨´ ̄厂 / //. /  ̄\ .| \)「{ | / / / / / ̄ ̄ヽ|. 〔| i| /}┐ / / / / / 八 Lム // ∧ _/ ∨ _j{く / ∧_// ∧ / /|_//゚ハ \ ,/| / | | {7/ ∧ / / / /|/|│ ーく │ / ∧ [/ ∧ / / 〈_//|__丿 | / .|[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] __ ///////\ i/////////.∧ ├─ 『王威示す、儀礼槍(アーサー・ウローブ)』 |/〈ヽ⊿\fヽⅥ ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:5 最大捕捉:1 .i!ヘゞ_ ノ'ゞ、 ヽ,_/イ/`ーー、 騎士王アーサーがアサシンを貫いた霊槍。 〉y´〃/////∧_ 本来ならば、最果ての槍なのだが、アサシンの妄執により、 _ /.〃/////{////∧ 「王を殺した槍であるならば、王殺しの槍」と歪み果てている。 /、ヽィ'//〃/////|/////∧ トゝ斗イ!/〃/////////\///∧ 本来の属性から乖離しており、王を殺す為だけの槍となっている。 /⊿.」////∥////////{. ヽ,//∧ この槍で貫かれた王属性の存在は、ダメージ判定をファンブルする。 /⊿////j/∥.////////,' .ヽ//∧ 更に「王」に関係する全ての宝具とスキルを使用不可能とする。 /⊿//// /∥////////./ }///ヽ /⊿/ゝ‐'´ /∥////////イ }////! アサシンにとって、この槍は自らを王と証明すると同時に /⊿/ i.∥///////./ .}.///.! 自らの王道を終わらせた父からの決別そのものである。 /⊿,イ /.∥///////〈 !///! '"´ ノ/∥////////ヘ ハ.//.! ///∥////////.∧ /////! ////'! /////////∧ /////' ,イ/////ヾ./////////∧ ./ } ///∥////.∧ヾ.////////∧ ///!〈 } イ ////.////./ . i/ヾ////////∧ `` ゝヽ!ノ ////////// {///ゞ、//////∧ // /////// ∨/////∧////∧ .'´ {/////マ .∨//////!\ー-`[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ..... ..... ... \ / / / \ ,.. / / / i ヽ ' // / } λ | | . ├─ 『罪逃れの鎧(センス・オブ・シン)』 / / / / / / \ | | ' ランク:B 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉:1~3 / / / / / /─-、 V | | | ' /| ;' / / / \ '; } , | アサシンの過去への贖罪の象徴たる宝具。 }′ |/ xz=z/´ xz==zx ヾ / ;' ヾ、 一切の不義はなく、正当性を謳う英雄であるが、 | | { 芹ミx 孑 ミxゞV ;'ヾ } } / その実は自らの過去に汚泥のような呪縛がある。 '; { i 廴ノ 、 ノ ' /-ゞ} } / \{ | 、  ̄ / /' }}ゞノ } 宝具ランクと同ランクの「情報隠蔽」と「気配遮断」を与え、 } | / / / ノ' }ノ 身近にいる者を宝具の効果内に収める事ができる。 . . r ─- /-,‐´ ; '= '´ | / 人 ゝ - ′ / ;イ | この鎧はアサシンの拘束具でもあり、全ステータスを低下させる。. / , ' /\ _ / / | | 宝具が解除された時にアサシンのステータスは元に戻り、 / / / ` ‐‐ i .. ; ' -┴─ ┐ | 対人宝具の判定が対軍宝具規模に変更される。. { / .. | / /二ニ二三∧ |. | { / / / , 'ニ/ __\ニ | |/ / >' /ニ / \\ニ ヾ /' /ニ{ /ニ, / \',ニ/ /,' /ニ / /二i / ' ニ / {/二ニ__{ /二ニ ! |ニ / / {二ニ{二 V 二ニ | |ニ[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ___ ..... ..... .. \ ... \ ´ . □解説 / / | | . / / / / | | . ├─ □聖杯への願い / / / | / / /| ∧ | | | . / | | / / / } / \ | | | 利用して棄てた友への再開。 | | | | / /}/ ' / \ | | | 王位を復権する為の行動が λ | |/ / / / / '; | | | 裏切りとなった故に、願う。 {| | /! | / \ _ / / __ / ヾ,! !_ | |/ | |/ ィ====z // z====z| | ヽ| が……アサシンにとってその願いは、 |{.| | 辷_ ソ__ノ ´ 辷_ ソ_ノ| | }.! 共に王位を奪い取る為のリスタートを兼ねている | ._| | | / |_/ | 生涯は王に認められ、王位を継承する事であり、 | | | . , ,´ | | 反逆を取りやめるという事ではない。 | | | . . | | | | | | . , ' | | | | | | \ ⌒ ..... | | | | | |_ r ´| > < `i‐ r‐ | | | <⌒ヽT | | | |  ̄ | | | | ̄ ̄/ ̄\ / \! | | | | | | | / \[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] -─ ─‐- ... \ / i\ i i . . ,イ | \ | | . | / { | ノ \ | | | /|ミzヾ| '´ 我ミヾ| ;゙ | | / }iソ 廴ソ ! /‐、 | ├─ □触媒:縁召喚 | /l´ /// / / / |' . /_.ノ 『最も大切な者の本質を理解し得ない』 , ─、 ' / i ,' そして、その本質に怒る者としての縁。 、 ─ / ノ| | { /  ̄ `ヽ.'ニ | | 彼らは答えを得た時、過程が反転する属性であり } | | . 愛は憎悪に。敬意は軽蔑に。光は闇となる。 ′ | | | . , | | | { . どちらも答えを求めて、その答えが間違っている事が許せない。 ' | | | '; \ なぜならば、彼らは答えを求める者に生涯を捧げる思いがあるから。 /, i/ / | | . \ . 路傍の石ならば良かった。下らない物ならば良かった。 / ′ 'ノ | | '; | \ . ゙ ′ | ∧ ' | ヽ } だが、答えを出した者はこの世で唯一無二の者だった。 , , | / \ '; | ヾ{ その答えが、正当なる王威であれ、隠された愛であれ、 、, ,' >‐‐ノ'´ ─‐.\ | | | すれ違った者の最後は悲劇で締めくくられる。. | ,/ \| | | ′ _ z=┴─ ─'─‐ 、 __ | ,' < | ヽ \  ̄ \ , / } __ // / | '; ' ;\ \ _ {_.ノ´ /}/, ゙ / | { . ゙ ; \ _ {_ノ.r イ }/ / / | } . '; ヽ\ ゝ| /ノ / / } { . ゙ ゙ ; ヽ / / / } { . .{ . . / / / ,' } ', } . . . / ノ } }| . . / / { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ } ___ | . . / ,′ __ }──- _ ヽ{ {  ̄ } __ } . / / / \__{ | \ } ____ |_ _/ } . .. / / __ \ | ノ} ゝ__} _ | ) / ̄ ノ__ } { ̄ ̄ { ̄ ̄ ̄ / ゝ___ ノ }  ̄ ̄ { / / {'____ } ゝ─‐ ゝ‐/  ̄ ̄ ,イ  ̄ ̄ } { ) \ / / | { ゝ /、 ゝ / / | | ゝ、 }[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] / / ,, '´. ./ ,、 ,. / / / ,, '´. . . . . ./ /. ヽ ,.. , , ,' ,' _,..--─,, '´. . . . . . . . . . / ,、´. . . . . .ヽ i i i. , / ,.' , ´ ,, '´ . . . . . . . . . . . . . ,.' , '. . . `ヽ、. . . . .ヽ l l l. ,' , i i ' ,,ィ===、、. . . . . . . . ,.' , '´. . . . . . . . . . . . `ヽ、 l l_ l l ,' ! l l ,,,イ ,ィ示、 . . . . . .,.'´/. . . . . . . . ,イニ==、、. .マ l ! i ' ├─ □宝具の性質 l! ! l !'. . {{ i ;; ; . . ./'´. . . . . . . . . . . ' ァ...、 ヾ〟マ ! , l_ '. ! ; ! l. . . l! 弋 ソ . . . .´. . . . . . . . . . . . . . ん ;; i ヾ. .V , i/ 王を絶対殺す宝具。 ; l !. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 弋 ソ }}. .' ,' l 王威を示す為の宝具達であり、 i., ! 、 ,. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..` ´ ". . ,' !ノ i アサシンの宝具は自らの死すらも王の物としている。 | i、 ! ヽ , ,,,, , . . . . . . . . . . . . . ./ / ,' ゝ- ! ! l `i ヽ 、 ,,,, . . . . ./ / , ! 人_ノ 精神の絶対性に、王に対する絶対の優位性。 | l | `i、 、 / イ ,. . ' 更には情報を隠蔽し、姿を消す能力。. | ! l ! ヽ //l . / ' 多くの偉大なる英雄が王として君臨して、. l,' ! l.、 ー---- 、 / , ,.' ' 歴史上に名を残したのは疑いようのない事実。 ∥ ! ,' . ` ー /_' ,' i ' / ! , l ゝ. イ / ,.' l ' 彼女の宝具は王の証明と同時に、それ以上に. / l ' l ... イ / / i' 王を打破する事に長けている。 / l ' l ,.i.> < ト.、 / / ,. / l ,' ! ,.,'´ . ! > < ! ヽ/ / , が……アサシンの欲したのは父より受け継がれた王権である。 / l , ,, '´............レ'| ll......../ /.、 , つまり、奪い取る宝具を持ち続ける限り、願いは成就しない。. ,. ' , ,'´.........................! !l....../ /.........`.....、 , 彼女が王威の為に乱逆に振舞うほど、王座は遠ざかる。., ' ,, '´i /..............................! ,...../ , '.........................`.....、 ! i.´ !......l '.................................l ,..../,.'...................................., i`,_ /!..! !......!,...................................l ,...//......................................, ,...i .`ヽ r' !..l l......!l....................................l ,...∥......................................, '...,' .ヽ i ,..., ,....l!.....................................l`ー 、 _,. -‐......l!......................................,' ,'.../ ハ ! ,..., ,...........................................l,, -‐ニ二ニ‐-、 /............................................./ ./.../ / ハ[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] .. -───- 、 / _____ \ く _/ ` 、 ヽ └─ □人格 / / 〃 ハ \ イ / / /// \ ハ 本来はワンコ。おう、王様と認めろ! .' ..,.. 厶ヘ/ / \ i l \ ィ 割りとちょろい気がする。 i / l l/行ミ 行ミヽ| l ー 一彡’ 王様絶対殺すウーマンであるが、 |ハ l 小.乂ン 乂ン 从 }ヽ ` .....、 それ以上に王様絶対認めて欲しいウーマンである。 ヾ \、、 __'_ 、、/ ; Y 人 \ } 厂厂`ヽ≧ 「ヽ i } 彡 | | ⌒ト、 ′ 初対面で王様だね!と言えば、すぐに尻尾を振る。 く x==く ヾ >.. ゝ ィ < ,ィ | く///\ / 彼女が欲したのは父の承認ではある。それ故に、 .У//////〉 ト .、`ー‐仆、 ノ |l il }/////ヽ ヽ 王と認識してくれるのならば、騎士としての役割を全うする。 _.ノ////////{l | ヾ 〉 //∧/\. iシ .ィ///////\ 〉 ,ャ≦////////////ゝイ ∨〈/ }{ヾ/ .ノ \///////\' _ _ 彼女はいずれ王となるのならば、下働きも苦としない。. {////////////>ヘシ ー~~‐’ │ `゙<//////≧=…/ ´ィ1! 正当なる血筋である以上、王威の継承は当然。 V//////>''"´ ∧ ノ `゙</////{ } ィト、ノ そう言われれば、なんだって許す。ちょー許す。. V///〈 //l} ノ ,彡 il i リ ` ー─”一’ ゝ′ V//∧ ノ!ヾリ // / 〉 !! ハ !/ 問題はマスターと周囲の関係である。 ∨//ム. /__l 〈 / , / ./ヽ |∨ ゙ ノ 騙されている犠牲者と詐欺師と悪魔と操り人形のフルコース。 / ̄ ̄ }///! Y、` 、_/__./ ゝ } ノ j/ ぐれない方がどうかしている。切らない分、立派な物だ。 〈 /⌒ ̄ヽИ / .__ ィ / Y⌒i / , ヘ 本編で性格が暗く荒んでいたのは9割マスターのせい。 ヽ リ ̄ .. / / / ∠777//∧ // ーt __j_人ヽ ヾ / / /`ヽ.////\ 目の前で性交を見せつけられて誘われたら荒みたくもなる。 ///////////{イ / / ⌒Y⌒ヽ///∧ 召喚したマスター運が絶望的になかった。,ィ//////////// { \ / 厂 ノ////l}//////////////ゝ. ´ 〈/////l}[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] 出展元:DARKER THAN BLACK(黒 ヘイ)、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(新垣あやせ) スレ内での呼称:黒、黒さん、あやせ、モードレッド 真名候補 真名確定:モードレッド 無銘(KIRITO):アスナを救えなかった世界線からやってきた未来英雄?言動・行動に制限が掛かっている?(理由:AAの雰囲気が何となくキリトに似ているww) キリト曰く「……アサシン、かな。今の呼び方は。」アポクリファのセミらミスのように、二重召喚でアサシン以外にもクラスを持っているのか? 正体を隠蔽する宝具と、対軍宝具を持っている事が判明した。 正体隠蔽宝具を開帳する時に「咎」と言う言葉があった。背負った罪が関連した宝具と思われる。 シグルド:北欧神話の英雄、対軍宝具=オーディンの神造兵装グラム、正体隠蔽宝具=義兄に変装しかつての恋人に告白、自分を殺そうとした義父の寝込みを襲い殺害(アサシン適性) 剣と槍、両方の宝具を持っているらしい。 ギースリ:『ギースリのサガ』の登場人物、スールの子ギースリ及び、その甥のギースリ(二人のギースリが入れ替わる?)スールの子ギースリが所有していたのが、剣グラーシーザ。甥のギースリが所有していたのが、槍グラーシーザ(折れた剣グラーシーザを打ち直したもの。) ベイリン:円卓の騎士の一人で、選定の剣を持ち、聖槍ロンギヌスを使用した逸話。盾を持ちかえたため兄弟同士である事に気付かず、決闘で命を落とした。(正体不明になる宝具)ガーロンを暗殺しておりその能力(姿を消す)を奪った? ベイリン説が有力となった。神の子(救世主?)を磔にした武具を所有している。(ロンギヌスの可能性大、藍染が脅威を感じていた。) 最後までベイリンだと思わせておいて、まさかのモードレッド!? 槍は自分を刺し殺したアーサー王の槍『ロンギヌス』、王殺しの槍である事は確定だが、ロン毛さんを刺した槍と同一であるかは不明。 名前 コメント 備考 全くの正体不明だが、アスナの悪事に気付きながらも身体を気遣うなど、関係性は悪くないようだ。 ユイによると契約で縛っているらしい。3回戦6日目朝「ただあるがままに」参照 (ドッペル陣営が、アスナに手を出せないように、取引時の魔術契約で縛っているから大丈夫と言う意味と思われる。) キリトの事を哀れだと思っている。 アスナのドッペル評「目の前の利益や感情で大切な物を見失っている。理由付けて、一番大切な物を傷つけてるだけ。」これがアサシンには「耳が痛い事」らしい。 このやり取りから、アスナはアサシンの真名を知っている事が伺える。「真名=未来英雄のキリト」だと矛盾する。しかし、あくまでも今の世界線のキリト以外には眼中に無ければ、有り得なくもない。 アスナに対して「地獄に堕ちろ、マスター。」「マスター……の顔を見 ると反吐がでる」と言っており、キリトが真名とは考えにくい。 マスターごと隠れる事が出来る能力(気配遮断?)を持っているようだ。 ユイはサーヴァントの入れ替えすら出来るようなので、元はキリトのサーヴァントである可能性も出てきた。 名前 コメント 登場回 1回戦:4日目:夜 闇に浮かぶ短剣 2回戦:2日目:- 月下の百計 3回戦:2日目:夕方 水銀融解の弾丸論破 その2 3回戦:2日目:夕方 水銀融解の弾丸論破 その3 3回戦:2日目:夕方 閉幕裁定の弾丸論破 3回戦:2日目:夕方 終焉蛇足の弾丸論破 3回戦:4日目:朝 辛せ家遊生活 3回戦:7日目:朝 『迷走するトリプルアンサー』 4回戦:1日目:朝 らーぶらーぶ=でっど 4回戦:2日目:早朝 失楽園パズル 4回戦:2日目:夜 星が瞬くこの夜に 4回戦:3日目:朝 酷使死平等交渉 4回戦:3日目:朝 快楽と苦痛 4回戦:3日目:夕方 神話の冒涜Ⅱ 4回戦:4日目:昼 薬物狂乱中毒 4回戦:4日目:夕方 ラブピース バトルピース 4回戦:5日目:朝 愛は恋より出でて恋より愛し 4回戦:5日目:昼過ぎ 黄色の太陽 4回戦:7日目:決戦 咲き誇れ、悪意 4回戦:7日目:決戦 咲き誇れ、悪意その2 5回戦:1日目:朝 安らぎの臨終その2 5回戦:1日目:昼過ぎ 嬉々的危機 5回戦:1日目:夕方 主人公は恒常劣勢 5回戦:1日目:夜 醜悪祭 5回戦:2日目:朝 闇の底で笑うその3 5回戦:2日目:朝 闇の底で笑うその4 5回戦:2日目:夕方 徒花散らす 5回戦:3日目:朝 光に怯える者 登場回(回想) AAまたは、声のみ 4回戦:3日目:朝 快楽と苦痛 その5 4回戦:6日目:朝 君は誰の奸計か DATA更新 2回戦:5日目:朝 夢の残骸 5回戦:2日目:夕方 徒花散らす
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アサシン考察 アサシン考察 ステータス基本情報 クラススキルアサシン自体について アサシンのスター事情サポーター不足への回答 お勧め概念礼装 アサシンの分類 各分類のサーヴァント解説クリティカル重視型 Artsチェイン重視型 妨害型 火力支援型 特殊型 コメント コメント ステータス 基本情報 アサシン 基本カード Q Q Q A B ステータス算出 HP補正 0.96 与ダメージ補正 0.9 ATK補正 0.94 スター発生率 25 NP獲得量 与ダメージ時 1.45 スター集中率 100 被ダメージ時 4 即死率 55 基本カード ほとんどのサーヴァントがQuickカードを2枚以上所持する。Quick1枚持ちは“山の翁”、セミラミス、李書文の3騎のみ。 Quick3枚のQuick偏重型カード構成が基本。このため、Quickブレイブチェインを組みやすいサーヴァントが多い。Quickはサーヴァントごとの性能格差が激しいカード。そのため、初期から実装されているサーヴァントのほとんどはQuickが2hitと低性能。例外が射撃型モーションだった呪腕のハサン。Arts2hitに対してQuick3hitであり、NP/星出しの双方に期待できる。 一方、高レアサーヴァントの大半は3hit以上(特に星5は全員が4hit以上)であり、後述の事項も相まって星出し能力は高め。 Arts型アサシンのほとんどはArts2枚/Quick2枚のアーチャー型が基本。 スター発生率 全クラス中No1のスター発生率を持つ。このため、3枚目にQuickを置いたとき、初手Quick以外で1hit当たり2個が確定する。 また、Quickの枚数も多いためスター獲得の機会は多い。 だが、スター生産はhit数がモノを言うので、初期サーヴァントのほとんどはたいして星を生産できない。 スター集中率 セイバーなどと同じ、標準的な値。スター生産力を考えると低くはない。 しかし、星を集めることも弾くこともできない中途半端な値であり、スター操作によってクリティカルを狙っていく必要に迫られる。 即死率 全クラス中ワースト3の即死率の高さ。 しかも、魔力ランクが高いサーヴァントはそこまで多くないので、即死宝具相手は危険。 “山の翁”はクラススキルに即死無効があるので、即死は気にしないでよい。 …もっとも、仮想敵のライダーは即死宝具を所持していないので、あまり気にすることはないと思われる。 ステータス算出 全クラスでもトップクラスに悪い補正値を誇る。 HP/ATKの両方に下方補正が入るため、総合ステータスはあまり高くない。 大半のサーヴァントが攻撃寄りに設定されているのか、ATKが下方補正が入っている割にはレアリティごとの基本値を超えるサーヴァントはかなり多い。 しかしアサシンは攻撃力に0.9倍の補正がかかる他、Quickは基礎ダメージが低いカードなので実戦では火力不足に悩まされることが多い。更には、Buster3枚が基本のバーサーカーがBuster性能を上げる狂化、Arts3枚のキャスターがArts性能を上げる陣地作成を持つのに対し、Quick3枚が基本のアサシンはQuick性能を上げる騎乗を所持していないのも辛い。 一方、全アサシンのHPがレアリティごとの基準値に届かない有様。後述の理由もあり、持久戦はあまり得意ではない。 NP獲得量 実はNP獲得量の基礎値自体は平均以下で、そこまで高くない。 しかし、アサシンのほとんどはArtsを2枚以下しか所持していないうえ、hit数配分の都合上Quickでも相応にNPを稼ぐサーヴァントが多い。 そのため、各サーヴァントを中心にPTを組んだ時はサーヴァントのNP獲得量は悪くない。 一方、Artsチェインは組みにくいので、PT単位ではNP獲得が滞りやすい傾向にある。 クラススキル スキル 効果 E D C- C C+ B A A+ EX 気配遮断 自身のスター発生率をアップ 2 4 5.5 6 6.5 8 10 10.5 12 気配遮断 自身のスター発生率をアップさせる。 …と言いたいのだが、ランクEXでも12%止まりと実戦では効果を感じにくい。 事実上パッシブスキルはあってないようなもの。 アサシン自体について 騎のクラス相性3すくみの一角。 対ライダー、バーサーカー、ビースト1に与ダメージ2倍、対キャスター、ルーラーに与ダメージ0.5倍 ライダーからの被ダメージ0.5倍、アルターエゴ、バーサーカーから被ダメージ1.5倍、キャスターからの被ダメージ2倍 攻撃力補正0.9倍補正がかかっているうえ、ほとんどのサーヴァントがBuster1枚型構成のため瞬間火力は低い 被弾時のNP獲得量が1hit当たり4と高めで、被弾によるNP獲得はやりやすい 以上から、主な仮想敵は対ライダーであるといえる。 しかし、この点がアサシンにおいては大きな問題として立ちはだかる。 それは、FGOの強力なサポーターのほとんどがライダーに相性不利なキャスターに集中しているため、サポーターの選択肢が極端に狭いことである。 それに輪をかけるようにアサシンには有力な耐久サポーターが存在しないという事実が立ちはだかる。 特に長期戦では重要なヒーラーのほとんどがキャスターに集中しているという事実が重くのしかかる。 また、サポーターを採用できても、A枚数の不足からAチェインは難しいうえ、NP配布を持つアタッカーが存在しない。 そのため基本的にアタッカーとサポーターが一緒にNPを貯めることは難しく、サポーターにもクリティカルを用いたNP回収力(それもかなり高水準な)が要求されることが多い。 このため、サポーター不足、サポーターとの連携能力不足がアサシン運用の最大の壁であるといえるだろう。 アサシンのスター事情 SRが25と高めで3rdQuickで1hit当たり2個の星出しが確定、さらにQuick多めの構成が多い。 しかし、Quickチェインを絡めてもスター飽和(50個)を達成しうるサーヴァントは少ない。初期サーヴァントはQuickチェインですら20個が関の山、という事態も。 そのうえスター集中率、クリティカル威力アップの双方を所持しているサーヴァントは多くない。 総じて、スターを生み出すことはそこそこ出来てもそれだけではクリティカルを狙いに行くには心細く、仮にクリティカルを出せても大ダメージにつなげられるサーヴァントは多くないといえる。 しかし、0.9倍補正とQuickの低ダメージに付き合わざるを得ないうえArtsチェインを組みにくいアサシンの場合、素殴りの意味でも宝具装填の意味でもクリティカルを狙わないと低ダメージ地獄に付き合わされる羽目になる。 幸いPTの主力の高レアはQuickでそこそこ星を出せ、低レアの優秀なアタッカーはスターを瞬間的に獲得する手段を持っていることが多い。 これらを駆使してクリティカルを狙い続けるのがアサシンの常套手段になるであろう。 詳しくはこちらを参考にすると良い。 そのため、稼いだスターで確実にクリティカルを狙いに行くために、スター集中礼装の採用は有力な礼装候補になっている。 + スター獲得スキル/宝具持ち一覧 スター即時獲得スキル20個 新宿のアサシン、謎のヒロインXクレオパトラ 15個 佐々木小次郎、呪腕のハサン(2ターン)、荊軻、静謐のハサン、エミヤ〔アサシン〕、李書文/アサシン 宝具固定値で獲得 佐々木小次郎(15個)、荊軻(20個) Quick属性多段hit宝具 風魔小太郎(4hit×3)、スカサハ〔アサシン〕・牛若丸/アサシン(5hit×3)、カーマ(単体10hit)、新宿のアサシン(単体11hit)、謎のヒロインX(単体12hit) スター継続獲得スキル ファントム・オブ・ジ・オペラ(9個×3T)、カーミラ(10個×3T) サポーター不足への回答 強力なキャスターを採用して、殺られる前に殺る端から長期戦を諦め、サポーターは死ぬものと想定して強力なサポーターをサポートに並べて、サポーターを次々取り換えながらバフとNPを補給し、速攻でボスを倒す編成。 主にぐだぐだ看板娘をサポーターにつけ、意図的に落とすことで新鮮なバフの補給を狙う構成。4人目をアヴィケブロンにするなどすればそこそこの延命が可能。アサシンは自己完結型サーヴァントが多いため、単騎になっても多少は粘れる。しかし、息が切れる前に速攻で叩き落すことが必要なため、編成難易度はそれなりに高い。 キャスター(特にヒーラー)を全力で守る長期戦等において必要なヒーラーを、ディフェンダーを用いて守る編成。 全体防御型ではマシュ、ジャンヌ・ダルクやライネス、単体防御型ではレオニダス一世やシュヴァリエ・デオン、ゲオルギウスらを採用することである程度キャスターへの被害を防ぐことができる。単体防御型ディフェンダーを採用する場合は彼らのHPのケアまで考慮していきたい。 キャスター以外のサポーターを採用する選択肢が狭いが、キャスター以外にも優秀なサポーターがいる。意外なことに、攻撃支援型サーヴァントはキャスター以外にもそこそこ数がいるため、入手機会は多い。特にアサシンの不夜城のアサシンは優秀なQuickサポーターであり、特筆に値する。 一方、防御支援の選択肢はあまり多くない。特にHP回復も兼任できるサーヴァントがジャンヌ・ダルクやエレシュキガル、パッションリップくらいしかいないのが痛い。 一応、アサシンの防御支援寄りサーヴァントに刑部姫がいることにはいるが、後述のように大半のアサシンと動きがかみ合わないため、マシュ・キリエライトを採用したほうが良い場面が多い。 特に長期戦を挑む場合ネックになるのが初手ボーナス供給である。 アサシン、特にQuick型の問題点として、1stボーナス供給力、チェイン形成力の弱さが挙げられる。 1stボーナスはBusterが初手Quick0.5枚分のダメージアップ、Artsが初手Quick1枚分のNP効率アップなのに対し、Quickは初手Quick0.25枚分のスター発生率アップ。初手Quickだけ露骨に恩恵が小さい。 一応これでも他クラスの場合1stQuickで1個/hit確定、3rdQuickで2個/hit確定という形で一応恩恵はあるのだが、アサシンの場合SRが25あるため1stボーナスがなくてもそのラインを超えてしまう。 そのためQuickが多いアサシンが一番1stQuickの恩恵を受けられない。 また、チェインもスター10個獲得のみ。2030年の欠片1枚相当ではあるが Quick2~3hit勢はQuickチェインを含めても飽和狙いが厳しい Quick4~5hit勢は2ndQuick+3rdQuick+欠片で飽和を狙える。このレベルのカード性能の場合1stArtsボーナスの恩恵が大きい。 宝具で星を稼げる佐々木小次郎や荊軻、新宿のアサシンらは飽和を狙えるが、スター操作技術を持つためそんなにスターが要らない。 というありさま。 総じて「Quickチェインしても星が足りない」か「Quickチェインしなくても十分に星を稼げるか」の2択になりがちで、ほぼ恩恵がない。 そのため、サポーターは初手Arts、もしくは初手Busterを供給できるサーヴァントが好ましいだろう。 カード構成でこれらが多いサーヴァントを選ぶだけでなく、宝具のもArts/BusterにしておくことでQuickが偏った場合の1stボーナス供給役にできる。 そうなるとPT全体のQuickが減少し、星出しが狙いにくくなる。 そのため、アサシンは長期戦では「礼装などの不労所得でスターを10個ほど下支えしながらA/Bの初手ボーナスをもらったQuickで星を増産し、それをアタッカーが吸い上げてまた殴る」というクリティカル型のPTが相性がいい。 そのためクリティカル威力アップが極めて有効。スキルで高倍率のものを付与できるサーヴァントも多いのは良い。 + キャスター以外の有力サポーター一覧 セイバー 攻撃支援型:蘭陵王、水着メイヴ、ガイウス・ユリウス・カエサル 防御支援型:シュヴァリエ・デオン(ターゲット集中) アーチャー 攻撃支援型:ケイローン 防御支援型:トリスタン(全体回避) ランサー 攻撃支援型:フィン・マックール、源頼光/ランサー 防御支援型:レオニダス一世(ターゲット集中)、エレシュキガル(防御バフ+疑似HP回復) ライダー 攻撃支援型:水着イシュタル、アレキサンダー、坂本龍馬 防御支援型:ゲオルギウス(ターゲット集中)、司馬懿〔ライネス〕(全体防御+相性不利無視) アサシン 攻撃支援型:不夜城のアサシン、ステンノ(神性持ち限定) エキストラ 攻撃支援型:シャーロック・ホームズ、ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕 防御支援型:ジャンヌ・ダルク(全体防御+HP回復)、パッションリップ(ターゲット集中+HP回復)、マシュ・キリエライト(全体防御+ターゲット集中) お勧め概念礼装 カレイドスコープ 溜めにくいNPをほぼ全て賄うため、宝具が極めて撃ちやすくなる。 下位互換(虚数魔術、龍脈)との差が非常に激しいうえ、ピックアップされにくい恒常☆5なので入手は超困難なのがネック。 熱砂の語らい、スター・オブ・キャメロット、ダンス・ウィズ・ラウンズ スター集中を所持していないアタッカーに。 スターを集めることでクリティカルが安定し、素殴り火力だけでなく宝具回転率まで安定するのでアタッカーに付けておきたい。 CBCで毎年1枚入手可能。おそらくCBC2020でも新規のスター集中礼装が1枚入手可能と思われる。 しかし、上に挙げた礼装は過去のCBCでの礼装のため、これから入手するにはレアプリズムが必要。 イマジナリ・アラウンド シンプルに火力を強化。こちらは下位互換であるガンドでも代用がある程度効く。 真夏のひと時、もう一つの結末 比較的クリティカルを狙いやすいクラスなので、クリティカル強化礼装も良い。 黒の聖杯、ロイヤル・アイシング、パラドクス・エースキラー 宝具を攻撃の主軸に据える場合は、宝具威力をアップさせる礼装を。他から補いにくいバフのため、火力が伸びやすい。 アサシンの分類 単体宝具 大半のアサシンはここ。単体に対して大ダメージを与えることが可能。Quick主体のサーヴァントも宝具威力は他に引けを取らないので火力源として信頼できる。 全体宝具 雑魚掃討に向いた性能。期間限定またはストーリー限定の星4~5に集中しており、星4以外ではファントム・オブ・ジ・オペラ、風魔小太郎、酒呑童子、クレオパトラ、セミラミスのみ。 妨害宝具 ステンノ、マタ・ハリが該当。敵の妨害、遅延に向いた性能。カーマは単体攻撃宝具でありながら魅了による妨害性能も兼ね備える。 補助宝具 事実上現状では刑部姫のみ。 各分類のサーヴァント解説 クリティカル重視型 メリット クリティカルで通常攻撃ダメージを稼ぎやすい、NP効率が安定しやすい デメリット サポーターと共にNPを貯めにくい、Wアタッカーに向かない 高性能カードを活かしたクリティカルでNPとダメージを稼ぎながら宝具解放を狙うタイプ。Quick型の大半やカーミラ、両儀式、李書文/アサシン、岡田以蔵などが該当。(式や以蔵は下のAチェイン型にも参画できる) 大半がクリティカルを宝具回転の手段にするが、両儀式〔アサシン〕や李書文/アサシンなどのようにクリティカル威力アップを所持する、もしくは外部からクリティカル威力アップをかけることで通常攻撃も有力ダメージソースにできる。 Artsチェイン重視型 メリット サポーターと連携を取りやすい デメリット 通常攻撃の威力が低くなりやすい Arts型アサシンの大半やセミラミスはこちらに該当。有力なサポーターはArts型に集中しているため、彼らとAチェインを組むことで長期戦闘に耐える型。 有力Artsサポーターの玉藻の前は自力で変化を持つため硬く、支援を受けやすいのがメリット。 反面、ダメージソースは宝具のみで、通常攻撃は基本的に頼りにならない。 妨害型 メリット 敵の行動を抑えられるため被害が減る デメリット 敵を選ぶ。また、対魔力などで弾かれる可能性も ステンノ、マタ・ハリ、風魔小太郎、静謐のハサン、カーマ、酒呑童子が該当。敵へデバフをまき散らして被害を低減する。 上手く刺さるのであれば敵に行動させないので、味方の被害を劇的に減らせる。 しかし、ライダーのほとんどは対魔力を所持しているのでデバフを弾かれる可能性がつきまとい、安定性に欠ける。 また、スキル封印を行った場合、そのターンは必ず攻撃が飛んでくる点に注意。 火力支援型 メリット 味方の火力を強化できる デメリット Artsが少ないので初手Aの供給が滞る ステンノと不夜城のアサシンが該当。 両者ともに強力な火力支援を得意としている。 前者は宝具で強化解除と男性相手の足止めをすることができ、後者は皇帝特権や宝具を駆使することで自身がアタッカーにもなれる。 しかし、前者は対男性、後者はQuick型の支援に特化しているため場面と敵を選ぶ。 また、両者ともにArtsが1枚のうえ、スター生産力も低い部類なのでPT全体を回す難易度は高いといえる。 特殊型 上記すべてに当てはまらない特殊なタイプ。 謎のヒロインX + 詳細 素直なカード群に反したトリッキーなスキル群を所持するヒロイン。 スキル1は自身に遅延発動型バフをかけ、1T後にそれが全体スタンに代わるという異色のスキル。 スキル3はアサシンなのにセイバー特攻。対セイバーに限りスター発生率+100%、セイバー特攻+50%という火力バフスキル。 絆礼装もセイバー特攻20%とセイバーへの殺意に満ちている。 思うんですけど、本当のセイバーならランサーに対しての殺意がマシマシだと思うんですけど 更に宝具はアルトリア顔特攻攻撃。アルトリア顔を持つ相手にダメージが上昇する。創造主に喧嘩を売るスタイル 唯一スキル2だけが無敵+星20個と素直なスキルである。 総評 スキル3が全く機能しないことに目を瞑れば、星出しスキルと強化済み12hitQuick宝具で堅実に立ち回ることができる素直なアタッカー。 全体スタンは強化解除に弱い反面1T限定の弱体耐性はすり抜けられるのが長所。 また、宝具が12hitと非常に多いのでスター生産にも期待できる。 また、星5アサシンでまともな宝具強化を終えている単体アサシンはXのみで、素撃ちの火力はアサシン最高なのでバフを乗せやすいという長所もある。 そのためPTの流れを止めにくい優秀なサーヴァント。 彼女が真価を発揮するのは対セイバーでアーチャーと組んだ時。 セイバー相手ならば無類の星出し性能を誇るようになり、礼装次第では2ndQuickで12個、宝具で25個~30個とスターを大量生産していける。 これが「スターを若干集められるがスター生産力に欠けるため結局クリ殴りを狙いにくい」というアーチャーの弱点をぴったり埋める形になる。 絆礼装で火力支援もできる、殴れるサポーターになれる。 “山の翁” + 詳細 クリティカルを重視することが多いアサシンでは異例のBuster3枚+Buster宝具というBuster特化の構成。 スキルは生存力強化が2つ、攻撃強化が1つ。 スキル1は脅威の5000回復するガッツ。5T持続するうえ、最短CTが7なので再使用も狙いやすい。 スキル2は3Tの間自身の弱体耐性100%上昇、攻撃力20%アップ3T、防御力40%アップ1T、HP2500回復の複合スキル。1Tだけだが大幅に被弾を減らせるうえ、HPを2500回復できるため、ガッツ後の立て直しに一役買う重要なスキル。 スキル3はCT6の瞬間Buster強化スキル。持続は1Tしかないが倍率が50%と高い。Buster4枚持ちであることから恩恵は受けやすい。 スキル1とスキル2を活かした粘り強さが魅力で、戦闘によっては戦闘続行で復活→信仰の加護で立て直し→戦闘続行復活→再度ガッツで復活→信仰の加護で(ry、のようなことも可能。 Buster3枚構成の陰に隠れてはいるがArts/Quickも高性能。それぞれ1枚だけだがNP稼ぎ性能は高い。 総評 Buster3枚なので安定したダメージを期待できるメインアタッカーとしてもArts/Quick性能と1stボーナスを活かしたサブアタッカーとしても強力な耐久型アタッカー。 しかし、その真価を発揮するのは単騎になったとき。短期でガッツを繰り返しながらBusterブレイブチェインで敵を葬る様はヘラクレス似たものがある。あちらと違い、強化解除に弱い代わり継戦能力が高い。 初めから単騎で運用する場合は回数無敵を付与可能な司馬懿〔ライネス〕やアヴィケブロン、スター生成を付与可能なアンデルセンらでバフを盛り、オーダーチェンジで後ろに下げる、という戦術が強力。 また、初めから単騎にするだけでなく、サポーター使い捨て戦法とも相性がいい。サポーターを使い切っても単騎で粘れるのは他アサシンにない利点。 礼装は特色を伸ばすならHP回復、防御力アップ、ダメージカットなどが相性が良いだろう。 ヘンリー・ジキル&ハイド + 詳細 宝具で人格=クラスを入れ替えるという前代未聞のサーヴァント。 それぞれのスキルはジキルでは貧弱だがハイドでは高性能なものがそろう。全スキル、宝具効果が乗ったBusterクリティカルは圧巻。 しかし、第3スキル「自己改造」はハイドではクリティカルを狙いにくいなどの欠点があり、ハイド時には宝具を撃てないなど制約も多い。 また、1度強化解除されると宝具を撃つことすらできない星1以下の弱さになってしまう点にも注意。 総評 こいつはアサシンではない。バーサーカーだ。 というのも各種バフがすべてハイド基準の性能になっており、ジキル時ではバフがほぼないといっても過言ではないからだ。 その代わりジキルは「ジキルでNPを貯めながら程よくHPを減らし、NPがたまった頃合いでボス戦に突入し、HPを回復してハイドの火力で蹴散らす」という芸当が可能。 しかし、ハイドはスター集中を持たないバーサーカーなので、うまく火力を出すには工夫が必要。 最も手っ取り早いのはブリュンヒルデに介添してもらうこと。高倍率のクリティカル威力バフもついてくるので、1撃1撃が必殺の威力になる。 余談だが、ジキルは仕様上1発しか宝具を撃てない。 そのため、基本的には2発目を考慮する必要がなく、NP面に関してもハイドのNPをために行く必要がない。 ゆえに礼装は魔性菩薩と極めて相性がいい。OC3ならば強化解除を食らうまで、Buster性能が60%アップする。 加藤段蔵 + 詳細 単体無敵と単体回避を付与できるBuster型アサシン。 スキル2で回避、スキル3で無敵を所持するため、同時に3人中2人を守ったり1人を集中的に守ったりできる。 それ以外は特筆すべき点はないので、単体無敵付与と単体回避付与をいかに活かすかを考えるべし。 総評 単体回避/無敵付与が取り柄の防御サポーター。 彼女がいる場合ぐだぐだ看板娘を持ったサポーターを無理やり生き残らせる、バーサーカーのお供に据えて2ターン確実に生存させるなど、どちらかと言えばPTを延命させるための能力に長ける。 ターゲット集中持ちと差別化できる点として、「後衛において全体宝具対策として起用」という運用が挙げられる。 オーダーチェンジで引っ張り出す→残り2人を無敵と回避で保護→宝具で自分だけ退場、のような身代わり戦法が強力。 これにより1発は宝具対策抜きでも味方が宝具をやり過ごせる。 そのため、慈悲無き者などの退場時に効果を発揮する礼装や聖女の教示など登場時に効果のある礼装が有力。 自身にぐだぐだ看板娘を付けて無敵と回避で2ターン安全にしのいで3ターンの間確実に盾になるのもよい。 刑部姫 + 詳細 アサシン唯一の補助宝具持ち。 比較的良好なカード性能、高い自衛力、強化解除スキル、そして宝具の全体防御アップ+最大HP上昇+BQカードバフなど多彩な支援ができるように見える。 しかし、立っているだけで宝具発動を狙えるわけではないため、自身が積極的に殴る必要がある点がネック。 Quick型のカード性能であるがゆえに宝具発動にはそれなりの手数が必要。クリティカルを積極的に狙いに行くタイプである。 そのため彼女を運用する際はアタッカーと刑部姫の両方のクリティカルを狙いに行かなければならない。 しかし、彼女は星操作手段も星飽和手段も持たないため、クリティカルを狙うにはアタッカーと星を分け合わなければならない。 さらに宝具はQuick補助宝具。上述の通り1stボーナス供給に使えない上補助宝具なのでダメージ無し、0hitなのでスターもなければNP回収もない。 そのため宝具を撃つたびに1stボーナスか順番ボーナスのどちらかとArtsチェインが確実に潰される。 また、防御支援型なのに味方を宝具からは守れない点に注意。 総評 Quick・クリティカルバッファー、防御支援サポーター…に見えるが本質は自衛特化のアサシン。 アサシンでは唯一の自陣強化型宝具持ちであり、この補助宝具を主軸に戦うタイプのサーヴァントである。 宝具は攻防一体の全体補助宝具。効果は攻防一体の反面、防御力20%アップと最大HP2000上昇、BusterとQuickの2色に30%のバフと個々の効果が攻防両面で中途半端。 防御支援が付いた分、攻撃面ではメインアタッカーにするには心細い。 防御支援はマシュのスキル1と同程度しかなく、攻撃支援も2色バフが十全に活きる機会は相当少ない。 Buster型サーヴァントはQuickが死に札に、Quick型サーヴァントはBusterが死に札になりやすいことを考えると事実上単色バフ。 宝具の2色カードバフ以外には3Tの全体クリティカルバフと1Tの単体防御デバフしか持たないため、刑部姫はメインアタッカーとしての運用ではなく、メインアタッカーの脇に据えたい。 しかし、彼女はカード性能こそ良好だが一手で大幅にNPを稼げるカードを所持しておらず、ある程度積極的にカードを切らないと宝具回転を見込めない。 自身の宝具がQuick属性補助宝具であることも相まって、手数を削減するということが特に苦手。 その上、アタッカーからある程度星を奪う前提の性能をしているのに星飽和や星操作の手段を持たないため、最悪アタッカーも刑部姫もクリティカルを外し、PT回転を止めてしまう。 総じて「攻撃支援をするために攻撃機会を奪い続ける」「防御支援をするのにアタッカーに自衛力を要求する」という矛盾が起きている。 刑部姫の望む動きとアタッカーの望む動きが正反対の方向を向いていることもあり、現状「刑部姫が支援したいサーヴァントはほぼ全て刑部姫と相性が悪い」という事態に。 同じ動きをしたいフレンド枠の刑部姫と組むのが消去法的に最適解と言ってもいいかもしれない。 現状では不遇というほか無い。 コメント コメント アサシンのアタッカーにスターを集めようとすると、①ライダーに防御不利のキャスターやバーサーカーと組ませる②入手の難しいムーンキャンサーやアベンジャーと組ませる③スター集中礼装やスキルを活用する になってしまうのが辛いところ。 - 名無しさん (2019-08-01 13 47 34) 支援ができ、NP配布能力持ちの"光のコヤンスカヤ"が実装されましたが、B強化サポートということでアサシンに多いQパ強化にはつながらないのが痛いか? - 名無しさん (2021-08-21 01 10 07) 名前 すべてのコメントを見る
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アサシン 暗殺者の異名をもつ職業 短剣による二刀流で絶大な効果を発揮する。
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主従の出会いは、都市部の路地裏だった。 鼠が這い回り、塵が散乱する薄汚れた路地裏の壁を背に、少女は踞るように座っていた。 少女は粗末なワンピースを身に纏い、衣服を纏わぬ手足や顔には痛ましい傷痕が残されており。 どこか不安げで、怯えるような表情を浮かべ、目の前に立つ男を見上げいた。 「小娘」 少女の前に立つ一人の男が、声を掛ける。 百日鬘を思わせる髪型に、派手な和服―――――端から見れば時代錯誤とさえ言える。 そんな男が、少女の目の前に立っている 和服の男はその場で屈み、少女の右手を強引に掴んだ。 びくりと震えた少女を意にも介さず、男は右手の甲に刻まれた『紋章』を見つける。 やはりか、と当たりを付けたように男は頷き。 少女へと不敵な笑みを見せ、言葉を掛けた。 「おめえが、俺の主(マスター)だな」 浮浪者の少女、シルヴィは目の前の男の言葉に困惑する。 マスター―――――つまり、自分がこの男性の主人だというのだ。 何を言っているのか、と普段ならば困惑する他なかっただろう。 だが、今のシルヴィには理解が出来た。 『聖杯戦争』の参加者として呼び寄せられたシルヴィには、その言葉の意味が分かった。 「サーヴァント……?」 「その通り、俺がおめえの従者(サーヴァント)だ。暗殺者(アサシン)とでも呼べ」 ◆ 新都のとある路地裏近くの廃ビル内。 少女は覚束無い足取りで、壁際の床に座り込む。 この建造物は老朽化が進んだことで解体が決定し、一週間程後から解体工事が始まることが決定している。 今は誰も人がおらず、浮浪者である彼女が一時的に身を隠すにはうってつけの場所だった。 「さて、此処ならばゆるりと話も出来る」 アサシンは周囲の魔力の気配を探った後、壁際に座り込むシルヴィの方へと目を向ける。 俯き気味に床を見つめていたシルヴィだったが、アサシンが口を開いたことに気付いてすぐに彼の方へと視線を向ける。 アサシンは自らのマスターに歩み寄りつつ、彼女を品定めするように目を細めて見つめる。 このような幼子まで参加するとは思いもしなかった。 歳は見たところ、十代前半といった所。 見てくれは明らかに浮浪者。 しかしその様子からして、明らかに『慣れている』。 路地裏で鼠同然の生活を送るという斯様な境遇に置かれながら、余りにも落ち着いている。 この聖杯戦争に呼び寄せられる前からろくな環境で育ってこなかったのだろう。 それに、主の素肌には数多の古傷が存在している。 乙女の命とも言える顔にさえ火傷らしき痕が残っているのだ。 恐らくは『悪趣味な愛玩』用の奴隷か。 生前より数多の弱者を目にしてきたアサシンは、その観察眼でシルヴィという主を見極める。 「名は何と言う」 「シルヴィと言います」 「成る程。で、お前は聖杯戦争に招かれた。 ならば願いの一つや二つ、持っているんだろう」 「………解りません」 少しの沈黙の後に、シルヴィはぽつりと呟いた。 その答えにアサシンが表情を顰める。 「解らない?」 「願いと言われましても……私には、思いつきません。 聖杯というものはアサシンさんが好きに使って下さい」 シルヴィはいとも簡単にそう答えた。 アサシンは仏頂面で彼女を見下ろす。 この少女は、自らが奇跡を手にする権利をいとも容易く手放した。 奇跡に縋りたくないと言う信念や矜持があるから―――――といった風にはとても見えない。 少女は「願いが思いつかない」といった一言で、自らの権利をアサシンにあっさりと譲ったのだ。 まるで空っぽな人形だと、アサシンは思う。 無言で見下ろしてくるアサシンに対し、シルヴィは何処か怯えるように彼を見上げる。 従者であるアサシンの顔色を伺うように、彼女はまじまじと見つめていた。 「あの、私、何か失礼なことを言って……」 「おどおど、おどおどと。いつまでそんな面をしてる」 「……すみません」 どこか痺れを切らしたように、アサシンが言った。 主であるシルヴィはびくりと震え、僅かに言葉を詰まらせる。 そのままアサシンに向けて自分の非礼を謝った。 しかし、再び顔を上げたシルヴィの表情は――――変わらず。 真顔でいるつもりなのかもしれないが、彼女の表情は相変わらず他人の顔色を伺うような様子であり。 そのまま彼女は、どこか困った様子で呟く。 「あと、主なんて……私には向いていないと思います。 だから、アサシンさんが私の主になって下さっても構いません」 「何故だ?」 「私は、奴隷ですから」 シルヴィがぽつりとそう言った。 自分は奴隷であり、誰かを使うことなんて向いていない。 そう告げたのだ。 彼女自身が語る通り、シルヴィは奴隷だった。 実の両親の顔は覚えていないし、どこで生まれたのかもしれない。 物心ついた頃には『ご主人様』の家で買われていたのだから。 彼はシルヴィに対し、日常的に虐待を行ってきた。 ある時は執拗に鞭で嬲り。 ある時は顔を焼き。 ある時は血を吐く程の暴力を振るい。 そんな日々が何日も、何週間も、何ヶ月も、何年も続いた。 『ご主人様』は彼女に何度も言い付けた。 お前の命は虐げられるためにある。 痛みで悲鳴を上げる玩具として私を楽しませることに価値がある。 モノとして使われることがお前にとっての幸せなんだよ、と。 『ご主人様』からの虐待の日々は、彼女の精神を摩耗させた。 自分は奴隷であり、虐げられる存在なのだと。 高望みが出来る身分ではないし、誰かに使われることがせめてもの幸せなのだと。 シルヴィはそう考えた。自らの境遇に絶望し、完全に諦観した。 『ご主人様』が不慮の事故で逝ってからも、その意識は呪いのように解けることがなかった。 そしてシルヴィは、アサシンへ更に言葉を続ける。 「私は、誰かに使われてこそ価値があるって、前のご主人様が仰ってました。 私がアサシンさんを使うよりも、アサシンさんに使われる方が……その、私には相応しいと思います。 なので、好きにして下さい。出来る限りの仕事は、しますから――――――」 「成る程、負け犬だな」 己の身の丈を卑下するかのように、シルヴィは黙々と語り続けた。 しかしアサシンは彼女の言葉を遮り、鼻で笑いながら言った。 「憎いと思ったことはあるか?」 唐突に、アサシンがそう問い掛ける。 え?とシルヴィはアサシンをきょとんと見つめた。 「おめえのその傷は『前のご主人様』とやらに刻み付けられたもんだろう。 それに己を卑下し続けるお前の性格……随分と『犬』として立派に調教されている様じゃあねえか。 痛めつけられ、苦しめられ、虐げられ、怒りが込み上げたことはないのか。 『何故己はこのような理不尽を身に受けねばならぬ。己に何の罪がある。何故主は私に虫螻同然の価値を与える』。 そう思ったことはねえか。恨めしくは思わなかったか」 アサシンは疑問を投げ掛けた。 シルヴィの肉体に刻まれた痛々しい傷、そして怯えながら他人の顔色を伺い続ける態度。 その様子から見て彼女が悲惨な境遇の持ち主であるということは理解できる。 しかし、だというのに。 何故彼女は「奇跡」を前に怯え続けている。 長年の怨念を晴らそうとか、巨万の富を得たいとか。 何故そういった欲望をちらつかせようとしない。 まるで負け犬であることを運命づけられた人形のようなシルヴィを見て、そう思ったのだ。 対するシルヴィは―――――アサシンの問い掛けに、ただ困惑するだけだった。 何を答えればいいのか、どう思えばいいのか、解らずに戸惑っていた。 まるで勉学を受けたことのない子供が唐突に読み書きの問題を出されたかのように。 武芸を知らぬ農民が唐突に刀を渡され、演舞を披露しろとでも言われたかのように。 少女はその場でおどおどと困ったような表情を浮かべていた。 「えと………その…………」 シルヴィはただただ困惑し、アサシンを上目遣いで見つめる。 そんな少女の様子を見て彼は確信した。 この小娘は枯れている、と。 性根まで負け犬なのだ、と。 主は最早己の欲望や感情すら忘れ去ってしまったのだと理解する。 自分は虐げられて当然であり、恵まれないのが運命なのだと諦観している。 幸せになる価値などないし、誰かの奴隷として生きるのが当たり前なのだと考えている。 それ故に己の『怒り』も『欲望』も自覚できなくなっている。 それがこのシルヴィという少女なのだと、アサシンは理解した。 「まあ、いい。おめえがどう思っているかは、いずれまた聞くとしよう。 ともかくだ―――――――」 フンと鼻で笑うようにシルヴィを見下す。 その眼差しには侮蔑と哀れみの感情が浮かんでいる。 枯れてしまった目の前の少女を無様に思い、心中で嘲笑う。 だが、それと同時に。 アサシンの口元には、不敵な笑みが浮かんでいた。 「俺はかの宝物を盗む。奇跡の願望器、『聖杯』をな」 どこからか取り出した煙管を吹かしながら、アサシンは堂々とそう宣言する。 聖杯を得る――――ではなく、『盗む』。 その言い回しにどういった意味があるのか、シルヴィには分からない。 だが、アサシンにとっては聖杯を勝ち取ることは『得る』ことではない。 古今東西の英雄を差し置いて、自分のような悪党が聖杯を手にする。 これを『盗んだ』と言わずして何と言うのか。 「アサシンさんには、何か願いが……?」 「ない」 「え?」 「盗んだら、おめえにやる」 「……え?」 ふとした好奇心でシルヴィが聞いてみたのだが。 アサシンからは予想外の答えが返ってきた。 願いは無いし、聖杯を手に入れたらシルヴィに寄越すという。 呆気に取られ、きょとんとしたような表情のままシルヴィはアサシンを見つめる。 シルヴィはマスターであり、聖杯戦争の『知識』が既に頭の中に入っている。 聖杯はあらゆる祈りを自在に叶える力を持っている。 マスターのみならず、サーヴァントもまたその聖杯を求める。 自らの願いを叶える為に。己の祈りを実現する為に。 その為に参加者達は殺し合うのだと、認識していた。 だからこそ、アサシンが初っぱなから聖杯の所有権を放棄することを予想できなかった。 「俺の興味は『宝』を『盗む』ことだけにある。 価値ある宝を盗むことが俺にとって極上の楽しみよ。 一度盗むことに成功すれば、最早それに興味は無い。生きる為に盗む金は別だがな。 かつても数多の宝を盗んできたが、殆どは阿呆共にくれてやったわ」 アサシンは、『宝』を盗むことを楽しんでいた。 彼は生前からそういった気質の悪党だった。 富を独占する権力者を相手取り、彼らの財宝を奪い取る。 アサシンはその行為自体に快楽を見出していた。 故に宝そのものには強い関心を持たぬ。 彼は自身の生計に必要な金以外は全て、適当な連中に盗んだものを寄越してやる。 その在り方は聖杯戦争に於いても変わらなかった。 同時に、彼自身がシルヴィにも興味を持っていたが為に。 彼は、シルヴィに聖杯を託すことを望んだのだ。 「おめえの好きに使え。おめえの望みを叶えてみろ。 勝てばお前は『奴隷』として在り続ける必要も無い。 金、物、地位、愛―――――――或いは現世への復讐。全てがおめえの思うがままよ」 にやりと、アサシンが笑みを見せた。 己の中の『悪徳』を曝け出すように、主へと囁いた。 そんな従者の言葉に、シルヴィはただ無言で唖然とするしかなかった。 勝てば、何もかも手に入る。 奴隷である自分であっても、あらゆる願望が叶う。 そして。 ―――――憎いと思ったことはあるか? 先程のアサシンの言葉が、脳裏を過った。 自分を痛めつけた主人を憎いとは思わなかったか。 己に降り掛かる理不尽に憤ったことはないのか。 こんな境遇を呪ったことはないのか。 それらに対する報復も、聖杯があれば行うことが出来る。 アサシンはそう囁いたのだ。 だが、シルヴィは答えを出せなかった。 自分が自分の境遇を憎んでいるのかさえ、彼女には解らなかった。 奴隷としての意識を刷り込まれた彼女は、何も言えなかった。 自分は、憎んでいるのだろうか。 それとも、このままでいいと思っているのだろうか。 解らない。解らない。解らない―――――― シルヴィの胸中に、複雑な感情が浮かび上がる。 そのまま彼女は両足を抱え、顔を埋めた。 「……答えはいずれ聞く。俺は偵察ついでに、現世の景色でも眺めに行く。 ま、これだけは言っておくぜ。俺は、おめえの『願い』に期待しているんだ」 そう言って、アサシンは瞬時にその場から姿を消した。 あ、とシルヴィはぽかんとした様子でアサシンが消えてしまった地点を見つめる。 そして、すぐに沈黙が訪れた。 ―――――聖杯戦争。願望器。マスター。サーヴァント。奴隷。憎しみ。 数多の言葉が、シルヴィの中で渦巻く。 そのまま彼女は、その場で静かに踞り続けた。 ◆ 願いは無いし、聖杯を手に入れたらシルヴィに寄越すという。 呆気に取られ、きょとんとしたような表情のままシルヴィはアサシンを見つめる。 シルヴィはマスターであり、聖杯戦争の『知識』が既に頭の中に入っている。 聖杯はあらゆる祈りを自在に叶える力を持っている。 マスターのみならず、サーヴァントもまたその聖杯を求める。 自らの願いを叶える為に。己の祈りを実現する為に。 その為に参加者達は殺し合うのだと、認識していた。 だからこそ、アサシンが初っぱなから聖杯の所有権を放棄することを予想できなかった。 「俺の興味は『宝』を『盗む』ことだけにある。 価値ある宝を盗むことが俺にとって極上の楽しみよ。 一度盗むことに成功すれば、最早それに興味は無い。生きる為に盗む金は別だがな。 かつても数多の宝を盗んできたが、殆どは阿呆共にくれてやったわ」 アサシンは、『宝』を盗むことを楽しんでいた。 彼は生前からそういった気質の悪党だった。 富を独占する権力者を相手取り、彼らの財宝を奪い取る。 アサシンはその行為自体に快楽を見出していた。 故に宝そのものには強い関心を持たぬ。 彼は自身の生計に必要な金以外は全て、適当な連中に盗んだものを寄越してやる。 その在り方は聖杯戦争に於いても変わらなかった。 同時に、彼自身がシルヴィにも興味を持っていたが為に。 彼は、シルヴィに聖杯を託すことを望んだのだ。 「おめえの好きに使え。おめえの望みを叶えてみろ。 勝てばお前は『奴隷』として在り続ける必要も無い。 金、物、地位、愛―――――――或いは現世への復讐。全てがおめえの思うがままよ」 にやりと、アサシンが笑みを見せた。 己の中の『悪徳』を曝け出すように、主へと囁いた。 そんな従者の言葉に、シルヴィはただ無言で唖然とするしかなかった。 勝てば、何もかも手に入る。 奴隷である自分であっても、あらゆる願望が叶う。 そして。 ―――――憎いと思ったことはあるか? 先程のアサシンの言葉が、脳裏を過った。 自分を痛めつけた主人を憎いとは思わなかったか。 己に降り掛かる理不尽に憤ったことはないのか。 こんな境遇を呪ったことはないのか。 それらに対する報復も、聖杯があれば行うことが出来る。 アサシンはそう囁いたのだ。 だが、シルヴィは答えを出せなかった。 自分が自分の境遇を憎んでいるのかさえ、彼女には解らなかった。 奴隷としての意識を刷り込まれた彼女は、何も言えなかった。 自分は、憎んでいるのだろうか。 それとも、このままでいいと思っているのだろうか。 解らない。解らない。解らない―――――― シルヴィの胸中に、複雑な感情が浮かび上がる。 そのまま彼女は両足を抱え、顔を埋めた。 「……答えはいずれ聞く。俺は偵察ついでに、現世の景色でも眺めに行く。 ま、これだけは言っておくぜ。俺は、おめえの『願い』に期待しているんだ」 そう言って、アサシンは瞬時にその場から姿を消した。 あ、とシルヴィはぽかんとした様子でアサシンが消えてしまった地点を見つめる。 そして、すぐに沈黙が訪れた。 ―――――聖杯戦争。願望器。マスター。サーヴァント。奴隷。憎しみ。 数多の言葉が、シルヴィの中で渦巻く。 そのまま彼女は、その場で静かに踞り続けた。 ◆ 己(アサシン)は、高層建造物の屋上から街を見下ろす。 あの京の街とは偉く異なった風景が眼前に広がる。 己が生きていた時代から数百年の時が過ぎている、ということは理解していた。 だが、こうして改めてゆっくり眺めてみると実に壮観な物だった。 数百年の時があれば、人はこれほどまでに成長を遂げるものなのかと。 己はただただ圧倒され、感心していた。 柱の如き建物が無数に聳え建つ。 街を行き交う人々の数はかつての都さえも凌ぐ。 そして夜の闇をも克服したかのように、街は光に包まれている。 街路の灯火が、建造物の明かりが、人々の営みが、煌煌と輝いている。 月明かりや星空の光さえも上回る輝きが、そこには存在していた。 なんと美しいのだろう。 まるで街そのものが宝の輝きで埋め尽くされているかの如し。 千両は下らぬ値が付くであろう光の都。 数百年の時を経て、日ノ本は眩い程の発展を遂げているようだ。 これに勝る宝があるとすれば―――――――― 『あの山門』から見下ろした、京の万両桜だけだ。 「嗚呼、絶景かな、絶景かな―――――――ってか」 聖杯さえあれば、この光を、この国を、この世界を掴むことでさえ夢ではない。 だが、それを掴む権利があるのは己の主だ。 己は富や権力などに興味は無い。 強き者から「盗む」こと、それ自体に価値があるのだ。 この世の富と権力を握る者を相手取り、そして奪うことに楽しさを見出す。 忠義に生き甲斐を見出す武士や、遊びに生き甲斐を見出す遊び人共と同じように。 己は、価値ある物品を盗むという行為そのものに生き甲斐を感じているのだ。 故に宝自体を欲している訳ではない。 日々を生き、適度に遊ぶ為の駄賃を盗めれば己はそれだけで十分。 だからこそ、聖杯そのものは不要なのだ。 聖杯は盗むだけであり、己が得るものではない。 『奇跡の願望器』という天下の逸品を『盗む』という行為自体に価値と快楽を見出しているが故。 己の欲望は、盗むだけで満たされるのだ。 そして主(こむすめ)が願望器を如何に使うのか、それが気になる。 あの主は負け犬だ。名誉や富という言葉には程遠い、薄汚れた虫螻だ。 悲惨な境遇の中で心の悪徳さえも枯れてしまった、正真正銘の抜け殻だ。 生前は似たような貧しき手前や、そこいらの民草に盗んだ宝を寄越してやったこともあった。 慈悲を与えてやっているのではない。ただ適当な弱者に「不要になった宝の後処理」を任せているだけだ。 大抵の者は餌を運ぶ蟻のように宝を持ち去り、金に換え、己の生きる糧としていった。 そうしている内に、民衆は己を『義賊』として持ち上げるようになっていった。 阿呆共め、と鼻で笑った数は数え切れぬ程。 そこいらの盗人は下衆だ悪党だと罵っておきながら、その盗人風情を英雄扱いとは。 所詮人の心は欲には勝てぬ。権力者の富を盗み、『分け前』を与えてやれば、連中はわらわらと群がってきて喜び出す。 根っから悪の道へと進む度胸は無い癖に、他人の悪によるお零れを何食わぬ顔で貰い受ける。 その様は宛ら、犬の糞に群がるしょぼい蠅共。 連中は己の心の悪徳から目を逸らす為に、俺を義賊という『英雄』として祭り上げているだけに過ぎぬ。 そんな悪党にも成り切れぬ腰抜け共を、己は幾度と無く嘲笑った。 だからこそ己は、主に『聖杯』を掴ませてみたいと思ったのだ。 生前の己が連中に寄越してやった宝とは格が違う。 聖杯は世界をも引っくり返す奇跡を起こせる、本物の『力』だ。 そして主は世の底辺に位置する弱者にして、己の悪徳というものを知らぬ乙女。 あの浅はかな連中よりも更に下の立場でありながら、卑しい心さえも忘れてしまった根っからの負け犬。 そんな小娘の内なる『悪』を咲かせてやったら、どうなるのか。 その後あらゆる奇跡を叶える最上の逸物を手にした時、果たして本物の『悪党』へと成り果てるのか。 己の欲望や憎悪を自覚し、己自身だけの為に奇跡を使うとするのか。 それが気になって仕方が無かった。 彼女の行く末を見届けたいが故に、己は主へと聖杯を捧げることを誓ったのだ。 狙うは奇跡の願望器。 千鳥の香炉にも、万両の桜にも勝る宝。 面白ェ、実に面白ェ。盗み甲斐がある。 この天下の大泥棒、石川五右衛門。 相手に不足はねえってもんだ。 【クラス】 アサシン 【真名】 石川五右衛門 【出典】 史実、日本・安土桃山時代 【性別】 男 【属性】 混沌・悪 【身長・体重】 190cm・85kg 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具C+ 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 戦闘体勢に入れば気配遮断の効果が大幅に低下するが、アサシンは「忍術」スキルで低下を少し抑えられる。 【保有スキル】 盗人:A 天下を荒らした盗賊としての烙印。 「盗む」ことに長け、Aランクともあらば形ある宝具を盗むことさえ可能。 盗んだ物品は後述の風呂敷に収納することが出来る。 忍術:C 忍びとしての技能。 手裏剣などの忍具や忍術を扱える他、戦闘時に気配遮断スキルのランク低下を少し抑えることが出来る。 伊賀忍者の抜け忍としての逸話がスキルとなったもの。 韋駄天:B 大泥棒としての逃げ足の速さ。 逃走の際、敏捷値が1ランク上昇する。 また敵との遭遇時、戦場からの離脱判定に有利な補正が掛かる。 カリスマ(偽):D+ 庶民の心を捉えた一種のカリスマ性。 生前の所業と後世の創作によって彼は『権力者に歯向かう勇敢な義賊』として英雄視されるようになった。 ただしそれらは大衆が作り出したイメージに基づく信仰に過ぎず、石川五右衛門という盗賊は決して善性の英雄ではない。 【宝具】 『万両桜の都、盗人が罷り通る』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:- 権力者を相手取り、盗みを繰り返した天下の大泥棒としての技能が宝具となったもの。 「盗む」という行為を働く時に限り気配遮断スキルが低下しなくなり、またアサシンのパラメーターとあらゆる判定に強力なプラス補正が掛かる。 更に対象が『権力者』としての逸話や属性を持つ者である場合、対象の権力者としての格が高いほど宝具による補正効果も上昇する。 【武器や道具】 『忍具』 忍術刀、手裏剣などの基本的な忍者の道具。 『風呂敷』 質量を無視して盗品を収納、または取り出すことが出来る風呂敷。 元々は石川五右衛門が生前にあらゆる盗品を包んでいた風呂敷。 彼がサーヴァントになったことで神秘を帯び、“盗品”という概念を自在に収められる魔術道具へと変貌した。 風呂敷を破壊されても再生が可能だが、破壊された際に収納していた宝具は全て本来の所持者の手に戻ってしまう。 【人物背景】 安土桃山時代に登場し、京の町を荒らし回っていたとされる天下の大泥棒。 1594年に豊臣秀吉の手勢の者らに捕らえられ、京都・三条河原で実子と共に釜茹での刑に処された。 『伊賀忍者の抜け忍だった』『豊臣秀次の家臣から秀吉の暗殺を依頼された』等といった数々の伝説があるものの、 史実における彼の素性や来歴に関しては未だ謎が多い。 江戸時代では歌舞伎や浄瑠璃の題材として取り上げられ、次第に『権力者・豊臣秀吉に歯向かう義賊』として扱われるようになる。 これによって石川五右衛門は庶民のヒーローとして広く親しまれるようになり、その後の創作にも大きな影響をもたらした。 此度の聖杯戦争における石川五右衛門は実際に秀次の家臣によって秀吉暗殺を依頼されており、 依頼と平行して秀吉が持つとされる『千鳥の香炉』を盗むことを目論むも失敗し、捕らえられて釜茹での刑にされている。 また伊賀忍者としての技能を駆使して権力者から盗みを行う義賊である等、後年の創作や伝説と合致した経歴を持つ。 しかし彼は結果的に民衆から「義賊」として持ち上げられただけの盗賊に過ぎず、民衆の味方でもなければ善人でもない。 石川五右衛門は己の悪徳に忠実な悪党であり、そして「盗むこと」と「強者に歯向かうこと」に生の実感と快感を見出だす傾奇者である。 【特徴】 外見年齢は三十代前半、厳つい顔立ちをした和服の男。 百日鬘のような髪型や派手などてら、煙管等、後世の『歌舞伎』のイメージが付加された装いをしている。 【サーヴァントとしての願い】 天下の逸品『聖杯』を盗む。 あくまで盗むという行為に価値がある為、手に入れたら主にくれてやる。 その過程で主の心の『悪』を咲かせる。 【マスター】 シルヴィ@奴隷との生活 -Teaching Feeling- 【能力・技能】 なし 【人物背景】 しがない町医者(主人公)が商人から引き取った奴隷の少女。 以前の主人から虐待を受けており、身体中に痛々しい傷が残っている。 過去の悲惨な境遇から当初は主人公にも素っ気ない態度を取っていたものの、彼の優しさに触れて次第に心を開いていく。 この聖杯戦争に呼び寄せられたシルヴィは前の主人を失い、主人公に引き取られるより以前。 そのため未だ他者に心は開いておらず、裏切りや虐待の恐怖に怯えている。 【マスターとしての願い】 ???
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未来都市『見滝原』。最先端の技術を加えて芸術性まで意識されたその町に、似合わない格好とした男がひとり歩いていた。 毛皮のマントを纏い、犬の耳を思わせる髪型に同じく犬を思わせる尻尾のアクセサリーをつけた男。人によって可愛らしくさえなる組み合わさだが、その男がするとむしろ獣のような威圧感があった。 人の往来の多い道を歩くには目立つ出で立ちだが周囲の人間に気にした様子はない。彼は自分の気配を完全に消していた。ただの一般人では例え眼の前に立たれても彼の存在に気づけないだろう。 アサシンのサーヴァント。本名は津久井道雄。英霊としてなら怒突という仕事名のほうが知れ渡っているか。 彼は見滝原の町並みになど目もくれていない。彼の意識は周囲への警戒、そして自身のマスターへと向けられていた。 見た目は十歳前後の少女といったところか。長いブロンドの髪を揺らしながら町並みを眺めていた。人形のように整った顔は表情が薄いようで、よく見るとその瞳は好奇心で輝いているのがわかる。 つい最近まで自宅の屋敷からほとんど出たことがなかったという彼女は、この聖杯戦争においても親に監禁同然の生活を強いられ、家出して隣町の見滝原までやってきたという設定が与えられている。怒突も安全のため拠点であるホテルから出ないように言い含めていた。 もともとは怒突ひとりで情報収集に出かけていたのだ。しかし奇妙な噂や事件の話はあっても戦いが始まっている気配は微塵もない。それならば必要以上に警戒して精神を疲弊させるよりも、好きに出歩かせて気晴らししたほうがいい。そう思って外出を許可したのが今朝のことだった。気分が高揚するのも無理はない。 と、公園の近くまで来たところで、あっちにこっちに視線を動かしていたマスターの目がふいにある一点を向いて止まった。怒突もそちらを見て合点がいく。アイスクリーム屋があったのだ。 「食いたいのか?」 マスターはこくりと頷いた。 「なら買ってくりゃいいじゃねえか」 「どうやってかえばいいのわかんない」 「おいおい、外に出たのは最近つっても、ひとりで列車乗ったり、ホテル取ったりしたんだろ?」 無論その記憶は偽物であり、本当はホテルに泊まっている状態からスタートしたのだが。偽物でも記憶は記憶だ。買い物の仕方くらいわかっていなくてはおかしい。 「あのときは、ちかくにいたヒトにたすけてもらったの」 「なんともまあ都合のいい話だな」 列車はともかく子どもがひとりでホテルに泊まるのを手伝う大人というはちょっと想像し辛い。下心でもあるなら別だが。 (変態には受けの良さそうな容姿だしな) しかし彼女の様子からしてそういうことがあったわけでもないだろう。 所詮は偽物の記憶ということか。リアリティは薄いようだった。 「わかった。俺が買って来てやる」 「ほんと? ダブルっていうのでもいい?」 「ああ。なんでも好きなのにしな」 そのくらい大した手間でもないしマスターにはなるべく好かれておいたほうが都合がいい。 マスターはメニューが書かれた看板の前までで走っていった。 「どうだ?」 看板を凝視するマスターの横に並んで尋ねる。しかしマスターは「うーん」と唸るばかりだった。 まあアイスの存在自体知ったのはつい最近らしいので二十を超える種類の中から選ぶのは難しいかもしれない。 「なあ店員さん、あれくらいの子供におすすめなのはどれだい?」 「え!?」 店員は驚いた様子でこっちを見た。『気配遮断』もさすがにこちらから話しかけた相手にはバレる。向こうからすれば誰もいないところに突然人が湧いて出たような感じだろう。しかしそこは店員もプロですぐに冷静さを取り戻し、おすすめの味を上げ始めた。怒突はその中から二つを選んで注文した。 「ほら」 出来上がったアイスをマスターに渡す。彼女は「ありがとう」と言って受け取った。 「向こうにベンチがあるからちゃんと座って食えよ」 「うん」 アイスを持ちながら動き回って落として泣く子供を怒突はこれまで何度も見たきた。もっともそういうのは大体言っても聞かないような子供なので、彼女のような素直な子には必要なかったかもしれないが。 マスターは言われたとおりにベンチに座ってアイスを舐め始めた。怒突はその横に立っていて、ふと彼女の目がじっとこっちを見ているのに気づいた。 「なんだ?」 「アサシンは座らないの?」 「ああ、俺はいい」 疲れているわけでもないし、戦いが始まった気配がないといっても用心はしておいたほうがいい。 「ふーん」 そう言ってマスターは視線を再び辺りの観察へと戻した。なんとなく気になり今度は怒突のほうが尋ねる。 「そんなに面白いか?」 マスターは頷いて、 「うん、こんなにいっぱいヒトがいるところはじめて」 「人?」 てっきり町並みを見ているのだとばかり思っていたが。確かに見滝原は都会だし、この公園は駅に面していることもあってか人は多い。 「スヴェンがいってた。オマツリっていうのいけば、もっといっぱいヒトがいるって」 「まあでかい祭りならそうだな」 「いってみたいなあ」 その呟きからは憧憬のようなものが感じられた。 現代での生活に慣れたアサシンからすれば人混みなんて鬱陶しいとしか感じないが、狭い世界の中で生きてきた彼女には惹かれるもののようだ。 彼女の本当の生い立ちも怒突は聞いていた。 体内で生成されるナノマシンによって原子配列を組み換え、身体の形状や組成を自在に変化させる人間兵器。それが彼女の正体だ。 自分を生み出した男の屋敷で人の殺し方を学んでいた彼女はある日屋敷の外でスヴェンという男と出会う。その出会いを切っ掛けに彼女は自由に憧れ、殺しを忌避するようになった。一度は生みの親の命令に従い、屋敷に戻った彼女だったが追いかけてきたスヴェンの説得によって自分の意思で生きることを決意。屋敷を抜け出し、これからはスヴェンと一緒にいると決めた。要約すると大体こんなところだ。 (皮肉なもんだな。兵器だった娘が殺しを強要されなくなった途端に聖杯戦争に呼ばれるなんてよ) もしスヴェンと出会う前の彼女がマスターになっていたなら、きっと疑問も覚えず、躊躇もせず、ただ聖杯戦争のルールに従ってマスターたちを殺していただろう。しかし彼女は自分の意思を持ってしまった。 「なあ、そろそろ決心はついたか?」 アイスクリームを食べ終わったタイミングで怒突は言った。それを聞いたマスターは表情を曇らせて首を振った。 マスターを狙うかどうかの話だった。強い敵を避け弱い敵を狙うのは戦いの常套手段だ。それは聖杯戦争においても変わらない。なるべくサーヴァントよりもマスターを狙ったほうが安全だし効率も良い。聖杯を欲していないとしても生き残りたければそれが得策だ。 仮にも兵器として育てられてきた身だ。彼女だってそれくらいのことはわかっているだろう。 しかし成仏してない幽霊のような存在のサーヴァントと違ってマスターは生きた人間だ。彼女は決められないでいた。殺したくないという意思を貫くのか、生きるために曲げるのか。 「もう何度も言ったが、こっちとしてはできるだけ速く決めて貰ったほうがありがてえ。方針が定まってたほうが戦略も練りやすいしな」 「……うん」 しかし彼女もこればかりは怒突の言葉に従えない様子だった。無理もない。殺したくないという意思に反して人を殺すのは、初めてのうちは相当の覚悟がいる。決められなくてもおかしくないし、決めた覚悟を土壇場で覆してもおかしくない。 (命運を共にする相方にとっちゃ迷惑な話だがな) 実のところ怒突が練っている戦略の中にはマスターを見限るという選択も含まれている。相手を生かすこと考えながら戦う戦士なんてよほどの実力者でなければ足手まといにさえなりかねない。 しかし彼女がそうするには惜しいマスターであることも事実だった。兵器として作られただけあって戦闘力は光るものがあるし、論理だって説明すれば理解してくれる利口さもある。才能なのか常人に比べれば魔力量も悪くない。 それにナノマシンの能力もある。怒突は体内で毒や薬を生成する能力を持っているが、彼女はナノマシンの能力でそれを再現できるのだ。ナノマシンで身体を変化させる能力と聞いた時、もしやと思い怒突が指導した。まだ実践で使えるレベルではないが、厳しい指導の結果(それに耐える根性も彼女の利点のひとつだ)段々とものになってきている。 性格に問題はあってもそれ以外のステータスはなかなかの逸材なのだ。 (しかし、これもまた皮肉な話だな) 怒突が英霊などというものになった理由――つまり死んだ理由は教え子に殺されたからだった。別に裏切られたとかそういう話ではない。裏切るような絆など最初から存在していない。正確に言えば教え子ではなく商品というべき存在だったのだ。 生前、怒突は戦士として戦場で戦う傍ら、素質ある子どもを鍛えて適切な組織に売る商売をしていた。金儲けがしたかったわけではない。それが目的ならわざわざ鍛えずに変態にでも売ったほうがよっぽど手っ取り早く稼げる。 怒突が商品としたのは、放っておけば死ぬか、死んだほうがましな状況になる子供だけだった。そういう子供を見捨てたり一思いに殺したりするのが後味が悪いと思い始めた商売だったのだ。 真っ当に面倒を見るほどの聖人になれないから生きられる力だけ与えて売り払う。売った先でどうなったかなんてろくに気にもしない。所詮は『俺はやれるだけのことはやった』と言い訳するための自己満足の行いでしかなかった。戦争犯罪人になった教え子にかつての関係すら思い出してもらえず殺されたとしても、自業自得、因果応報、当然の成り行きといえるだろう。 しかしだから素直に受け入れられるかといえば話は別だ。万能の願望器なんて物で人生がやり直せるというなら当然やり直すに決まっている。 中にはどんな辛い出来事でもやり直したりなんてしちゃいけないとか、そういうようなこと言う奴もいるだろう。それはあるいは正論かもしれないが怒突から言わせれば所詮恵まれた者の言葉だ。理不尽な目には会っていても進む道は自分で選べた者たちの言葉だ。世の中には選択の自由すら与えられず決まった結末に向かうことしかできない者だっている。怒突はそうではない。だがそういった人間を何人も見てきた。怒突を殺した教え子だってそうだ。 あいつらのために聖杯が欲しいとか、そんなことを言うつもりはない。一番の目的はやはり自分が生き返ることだ。だが誰だって助けようとした相手にはちゃんと助かって欲しいと思うだろう。 今度こそあいつらを救いたい。戦士として鍛え上げるのではなく、真っ当な幸福を与えてやりたい。そういう思いがあることは事実だった。 (だっつうのにこうしてまたガギに殺人術を仕込むなんてよ。これが皮肉じゃなくてなんだってんだ?) 自分はそういう運命の下で生きるしかない人間なのか。そんな悲観的な考えも一瞬よぎってしまう。ちょうどその時だった。 「うんめいなのかな」 マスターの呟きが耳に入った。 「やっぱりわたしはヒトをころすしかないのかな。ジユウにはなれないうんめいなのかな」 その言葉を聞いて怒突はふと思った。この娘はどうなのだろうか。 兵器として生み出され、今また聖杯戦争という殺し合いの場は連れてこられた彼女は。 自分の道を自分で選べる人間なのだろうか。 (チッ、余計な思索だぜ) 必要以上にマスターのことを慮る必要などない。聖杯戦争を勝ち抜くためだけの相方、利用できるなら利用するし、できないなら切り捨てる。それだけの存在だ。 第一彼女ができない側の人間だとしてそれでどうするというのか。怒突はそういった者たちを救えなかったからこそ今ここにこうしているのだ。 聖杯を取らない限り、怒突は彼女を救うことすべなど持っていないのだ。 【真名】 怒突@十二大戦対十二大戦 【クラス】 アサシン 【パラメーター】 筋力:B耐久:D 敏捷:A 魔力:D 幸運:D 宝具:D 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:B 自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 毒/薬生成:A+ 体内で毒や薬を作り出す能力。 特に毒や解毒薬の生成に秀でている。 通常の毒が通じない相手にも効く毒や、初見の毒物に対する解毒薬も作り出せる。 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 【宝具】 『ワンマンアーミー』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 対象者の潜在能力を限界まで引き出す増強剤。 筋力や五感などはもちろん頭脳や精神といったものまで強化される。 反面効果が切れた後はその後の人生に作用するほどの副作用がおきかねない。重ねがけなどすればその場でショック死してもおかしくない。 『破傷風』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1 体内で作り出した毒や薬を匂い分子に乗せて飛ばす技。 目に見えないよう極少量ずつ飛ばすため、効き始めるまでにある程度の時間を要する。 【weapon】 『狂犬鋲』 敵を噛み切る牙。毒や薬の投与も基本はこの牙を通して行う。 【人物背景】 十二年に一度干支の冠する十二人を戦士を集めて行わる十二大戦の戌の戦士。 普段に保育園に勤めており自身にも血の繋がらない娘がひとりいる。趣味は書道。 【サーヴァントとしての願い】 目的達成を遮るあらゆる障害に勝てる力を持って人生をやり直す。 【マスター】 イブ@BLACK CAT 【聖杯にかける願い】 わからない 【能力・技能】 体内で生成されるナノマシンによって身体の組成や形状を作り変えることができる。 理論上は身体を全く違う形にすることも可能だが、そのためには変化後の姿を強くイメージする必要があり、 精神的な未熟なイブではそこまでのことはできない。毒と薬に関しては怒突からの指導のおかげ他の物よりレベルが高い。 また治療用のナノマシンも備えており常人より傷の治りが早い。 【人物背景】 大体本編に書いたのでそちらを参照。 原作2巻からの参戦。
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アサシン・ヴァイン Assassin Vine アサシン・ヴァインは食欲旺盛な食虫植物である。クリーチャーを直接摂取するのではなく、獲物を絡めてその生命を絞り出すことで自ら肥料を作る。この植物はクリーチャーを殺した後、その死骸を根に引き寄せて腐敗した肉を食べる。アサシン・ヴァインには視力がないが、根系を使って表土の振動を感知し、葉を使って付近の熱変化を感知することで、獲物を発見し追跡することができる。アサシン・ヴァインには本当の知性はないが、学習した行動は狡猾な待ち伏せ狩人に似ている。 アサシン・ヴァインは動きが遅いため、十分な獲物がいる限り、一般的に1つの地域に根付いたままだ。ほとんどの場合、アサシン・ヴァイン森林地帯の小道や沼地に沿って見られる。とはいえ、より田舎の集落や手入れの行き届いていない畑、ブドウ畑でも遭遇することがある。アサシン・ヴァインは古典的な意味で訓練することはできないが、防衛用に利用でき、ゴブリンやフェイのような森林地帯に住むクリーチャーは、あまり使われない経路をすみかに組み込むための保護者としてこの植物を栽培することが知られている。このような場合、植えた者はしばしば使われていないことがわからないように明らかな道を作ろう試みつつ、アサシン・ヴァインの犠牲者の骨を確実に取り除いてその存在を秘密にしようとする。その結果、その道はすみかへの簡単な道のように見えるが、実際には生きた待ち伏せ罠となっている。 成熟したアサシン・ヴァインは20フィートの長さに成長し、5フィートから10フィートの長さに達する主幹から伸びる小さなつるを持つ。これらのつるのうち最も小さいものは約6インチごとに芽を出す。全葉の群生が多く、小さな実をつけることもある。最近餌を食べたアサシン・ヴァインには、血のように赤いふっくらした実が房になっていることがあり、その実は果汁が多く酸味があるが、噛まれた唇の血のかすかな味からくるような、やや不快な鉄分の後味が残る。 “知識の想起”――植物(〈自然〉) DC 18 一般的な知識 DC 16 専門知識 DC 13 アサシン・ヴァイン Assassin Vine クリーチャー3 N 大型 植物 精神なし 出典 Bestiary 2 26ページ 知覚+10;振動感知30フィート、夜目 技能 〈運動〉+9、〈隠密〉+9 (森林や草原では+11) 【筋】+4、【敏】±0、【耐】+3、【知】-5、【判】+3、【魅】±0 迷彩/Camouflage アサシン・ヴァインは遮蔽を有してなくても自然環境で“隠れ身”を行える。 AC 18;頑健+10、反応+7、意志+8 HP 68;弱点 [火炎]5、[斬撃]5 掴む植生/Grasping Foliage [reaction] (始原、変成術) トリガー アサシン・ヴァインが20フィート以内のクリーチャーを振動感知で認識する; 効果 アサシン・ヴァインは20フィート放射の範囲内にいる植物に1ラウンド影響を及ぼし、移動困難地形に変える。この範囲内でターンを開始するものはDC20の反応セーヴを試みる。失敗すると範囲内にいる間移動速度に-10フィートの状況ペナルティを受け、大失敗の場合は1ラウンド動けない状態になる。クリーチャーはこの効果から逃れるために“脱出”を試みられる。アサシン・ヴァインは掴む植生に完全耐性を持つ。 移動速度 5フィート 近接 [one-action] つた +12[+7/+2](間合い:10フィート)、ダメージ 1d8+6[殴打]、加えてつかみ 締めつけ [one-action] 1d8+4[殴打]、DC 20 財宝と報酬:Assassin Wine Assassin Wine The berries of an assassin vine are something of an acquired taste to most, but the process of aging the berries into wine can remove the unpleasant aftertaste—provided the berries are harvested from a living vine. After the vine's death, toxins in the plant quickly seep into its berries, making them unsuitable for harvest, and as a result, assassin vine wine is a dangerous delicacy to prepare. Those who master the art, though, find that the proceeds can more than cover the cost of having to periodically hire adventures to help curtail an unruly— and—hungry vineyard.